おはようございます。野菜料理家 やのくにこです。
夏の我が家の定番おやつといえば「寒天フルーツゼリー」です。
寒天には食物繊維がたっぷり含まれているので、野菜不足の方やお通じにお悩みの方にもおすすめ。また、水分補給もできるので、のどの乾くこの時期にもぴったりのデザートです。
果物の種類や器を変えれば、見た目も味変も楽しめる涼しげなゼリー。おもてなしにも、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれますよ。
寒天ゼリーをおいしく作る3つのポイント
寒天ゼリーを上手にしっかり固めるポイントは3つあります。
1) 寒天と水を混ぜたら2分しっかり沸騰させて、寒天をしっかり溶かす
2) 砂糖は寒天がしっかり溶けてから加える
3) フルーツは鍋に入れて煮たてずに器に入れて、後から寒天液を注ぎ入れる
寒天は「てんぐさ」という海藻からできています。棒寒天や糸寒天などがありますが、最近は手軽に作れる顆粒状の粉寒天が売られていて、煮る時間も時短できます。
ということで今回は、粉寒天を使って作る、おいしいフルーツ寒天ゼリーのレシピをご紹介します。
粉寒天で簡単♪「フルーツ寒天ゼリー」
材料(6個分)
- 粉寒天 2g
- 水 300ml
- グラニュー糖 大さじ2
- 河内晩柑 1個
作り方
1) 河内晩柑は皮をむき、実を出して、器に入れておく。
2) 鍋に粉寒天と水を加え混ぜ、中火で混ぜながら2分沸騰させる。
3) 沸騰したらグラニュー糖を加え、再び沸騰させる。
4) 火を止めてそのまま少しおいて、(1)の器に注ぐ。常温で固まったらラップをして冷蔵庫で冷やす。
蓋つきの容器に入れると、ちょっとした贈り物やおもてなしのデザートにも使えますよ。
そして、パウンドケーキ型などに入れていろいろなフルーツを加え固めてカットすると、映えるデザートに仕上がります。
作り方は同じ。フルーツと型を変えるだけで、いろいろなデザートが出来上がります。
(パウンドケーキ型に入れて固めたゼリー。イチゴと河内晩柑、メロン入り)
(カットすると「萌え断」に。とってもおしゃれです)
そのほかにも、牛乳寒天にしてもおいしいですよ。作り方はこちら↓
https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12719955775.html
あんこをプラス♪「パッションフルーツの水まんじゅう風」
また、あんこを加えれば、本来は葛粉で作る夏のデザート「水まんじゅう風」も作れます。
今回はパッションフルーツがあったので、その果汁で作ってみました。レモン汁や赤ワインなどお好みの色や香りをつけて、作ってみてくださいね。
材料(10個分)
- 粉寒天 2g
- 水 300ml
- グラニュー糖 大さじ2
- パッションフルーツ 1個
- 白あん 30g
作り方
1) パッションフルーツは半分に切ってザルに種ごと入れ、種を濾す。(今回は果汁を大さじ1使います)
2) 白あんは10gずつ丸めておく。
3) 粉寒天と水を鍋に入れ、2分沸騰させる。沸騰したらグラニュー糖を加え、再び沸騰させ火を止める。
4) ボウルに水を張り、鍋を入れ、(1)の果汁を加え混ぜながら冷ます。
※寒天液は40℃前後で固まるので、固まらないように混ぜながら大体60℃くらいまで温度を下げます。
5) おちょこなどの器にラップをぴったり張り付け、(4)を半分のところまで注ぎ入れる。丸めたあんこを入れ、器いっぱいまで寒天液を注ぎ入れ、固まるまで常温に置く。固まったらラップを閉じて冷蔵庫で冷やす。
見た目も涼やかな、水まんじゅう風の寒天饅頭ができあがります。
この夏は粉寒天を活用して、便秘解消と水分補給に役立てて、涼やかなデザートを作ってみませんか。
来週は「おいしいトウモロコシの食べ方」をご紹介します。
☆この公式ブログは<毎週土曜日>に更新します。次回もお楽しみに!