もうすぐ新年度。引っ越しや異動で環境が変わる、お子さんの入学などで「紙の書類」を受け取る機会が増える方も多いかと思います。
書類は溜めずにすぐに処理をしていかないと、あっというまに溜まってごちゃついてしまいます。
そこで今日は、片付けのプロが教える「紙類」収納のヒントをご紹介します。
残すのは「お金」に関する書類だけでOK
溜まった紙類を片付けようと思っても、「必要なもの・処分するもの」は、どのように取捨選択をしたらいいのか迷ってしまう方もいるのでは?
片づけアドバイザーの石阪京子さんによると、必要な書類か判断する基準は「お金に直結するか」で考えると選択しやすくなると言います。
例えば証券、証書、クレジットカード、年末控除などの書類だけを残しておけば問題ないとのこと。デリバリーのチラシやDM、単なるお知らせの書類は目を通したら処分してOK!
取扱説明書、ポイントカードなどはネットやアプリで確認ができるので、わざわざ現物を残す必要はないと言います。もし処分するのに迷った書類があれば、写真を撮ったり、PDF化してデータ保存をしておくと安心ですよ。
最終的には必要な書類を5秒以内に取り出せるのが目標なのだとか。まずは量を減らしてから、ファイリングしていきましょう!
ただし、紙類は必要か不要かをしっかり判断しなければいけないので、時間に余裕があるときに行うのがおすすめだそうですよ。
(参考:お片づけの難関!「書類の整理」をスムーズに終わらせる秘訣)
最強の「学校おたより」管理ツール
お子さんがいるご家庭では、学校から配られる紙類はどのように収納していますか?
整理収納アドバイザーのサチさんのおすすめは「バインダー」の活用なんだそう!
100円ショップでも手に入るバインダーに紙類を挟むだけ。フックを使って壁に引っ掛けておけば、掲示板のような場所が作れて情報が把握しやすいのだとか。
例えば、サチさんのお宅では家族がよく目にするダイニングの部分に、バインダーをぶら下げています。情報が集まる場所になり、家族で共有ができやすいと言いますよ。
人別に分けたり、終わったらすぐに新しいものに差し替えたりできるので、ファイルで管理するより楽チンになりそうですよね!
バインダーに挟める分だけの管理ができるので、紙類が増えることも防げそうです。
(参考:あるアイテムを使えば簡単!学校の「おたより・プリント」整理術)
大きい紙類におすすめ!「ケース収納」
お子さんが持ち帰る賞状や絵、お気に入りのポスターやパンフレットなど、大きめの紙類は収納しづらいことも……。
サチさんが実践しているのは、持ち手付きの白いA3ケースに収納している方法。お子さん別に分けて管理をしているそうですよ。
A3の大きめサイズを使うことで、賞状、絵、書道作品などサイズに関わらず、一括で収納できるのだとか。
一枚ずつファイリングする方法もありますが、差し込む作業が毎回面倒で後回しになりがちだと言います。ファイルに入れて美収納を目指すよりも、入れるだけの簡単収納で片付けを後回しにしないようにしているそうですよ。
クローゼットに立てかけて収納できるので、出し入れも楽チン!大きな紙類の収納に悩んでいる方におすすめですよ。
(参考:スッキリ片付く!賞状、絵、ポスターなど「大きな紙類」の収納術)
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紙類の収納ヒントをご紹介しました。
ファイルや引き出しを使ってきちんと保管しなければ……と思ってしまいがちですが、バインダーや大きめケースでのざっくり収納でもOK!
無理なくキレイに保管できる収納方法を試してみてください。