おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:「七五三」のマナーを知ろう
11月15日は、お子さまの成長に感謝し、これからの健やかな成長を祝う「七五三」ですね。
今回は、お子さまの晴れの日に、自信を持ってお祝いできるよう、七五三のマナーについて確認しましょう。
お祝いする年齢は?
女の子は3歳と7歳。男の子は5歳を迎えた年が一般的です。
ただし、地域によって変わりますので、周りの方や参拝する神社に確認するのがよいでしょう。
- 生まれた年を1歳とし、元旦を迎えると1歳年を重ねる「数え年」
- 生まれた年を0歳として、誕生日を迎えるごとに年を重ねる「満年齢」
があります。
昔は「数え年」で行うのが一般的でしたが、現在では、どちらの年でお祝いしても問題ないとされています。
ご家庭やお子様の事情に合わせて、工夫されている方も多いようです。ただし、考え方は人それぞれのため、ご家族と相談して決められるといいですね。
大人の服装は?
お子様は和装が人気ですが、洋装でも問題ありません。洋装の場合は、フォーマルなものを選びましょう。
一方、大人は、お子さまが洋装の場合は、格上となる和装は避けましょう。
あくまで主役はお子さまです。お子さまを引き立てる、上品で控えめなものを選べるといいですね!
参拝の方法は?
お参りの仕方は、通常の参拝と同じです。以前ご紹介した記事( 初詣の前におさらい!神様にも好印象を与える「参拝」のマナー )を参考にしてくださいね。
初穂料の相場は?
ご祈祷を受ける場合は、初穂料を準備しましょう。一般的な相場は5,000円~10,000円です。
初穂料は、のし袋に包んでお渡しします。その際、水引は、紅白または金銀の「花結び(蝶結び)」のものを選びましょう。
のし袋の書き方
- 上中央:「御初穂料」「御玉串料」「御祈祷料」のいずれかを記入します。
- 下中央:お子さまの名前をフルネームで記入します。
お祝いのお返しは必要?
七五三のお祝いは、お子さまの成長を身内で祝う行事とされているため、基本的にはお返しの必要はありません。
ただし、お礼を伝えたい場合は、「内祝い」として贈るのも良いですね。
金額の目安は、お祝いでいただいた額の3分の1から半分程度とされています。
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お子さまだけでなく、周りの方も笑顔になる七五三。
健やかな成長をみんなで楽しくお祝いできるような一日となりますように!
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それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!