おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:知っておきたい「参拝」のマナー
今年も残すところ、あとわずか。(お正月の飾りつけは、明日28日にやると、末広がりで縁起が良いですよ!)
さて、突然ですが…、あなたが「力を貸したい!」「助けてあげたい」と思うのはどんな人ですか?
いくら友達であっても、失礼な人や真剣さが感じられない人には、手を貸したいと思わないのではないでしょうか。
それは、神様でも同じではないかな?と私は思います。
今日は、年始の初詣でおまいりする神様にもきっと好印象!な、参拝のマナーをお伝えします。
※参拝方法は神社や地域によっても異なります。今回お伝えするのは基本的な参拝方法です
神社の基本的な「参拝」マナー
社殿の前に進んだら、次のように参拝しましょう。
1. 【軽く】一礼する
2. お賽銭を入れ、鈴があれば鳴らす
3. 【深く】二礼する
4. 手を合わせたら、右手を少し下にずらして、二回たたく
5. 手の位置をもとに戻して、住所・氏名・日頃のお礼や決意表明を伝える
6. 【深く】一礼する(ここまでが二礼二拍手一礼)
7. 【軽く】最後に一礼する
お参りでは、お願いをするだけではなくて、「私はこうなるために、これを頑張るので、お力添えをお願いします」という気持ちが大切です!
予めお願いする内容や決意表明をイメージしてのぞむと、混雑する初詣でもスムーズに参拝できますよ。
ここは踏まないで!その他に気をつけたいこと
社殿での参拝方法だけでなく
- 鳥居をくぐる時に一礼をする
- 参道の真ん中を歩かない
なども、気をつけたいここととして広く知られていますが、「敷居」については気にしたことがあるでしょうか。
敷居は、下界と内界、外と中を隔てる結界の役目をしているため、結界が崩れないように、踏んではいけないとされています。
現実的な理由としては
- 何度も踏まれてすり減った敷居は、見た目に美しくない
- 敷居は柱と繋がっていて、簡単に取りかえることができない
- すり減ることで建物のバランスが崩れる
といったこともあります。
建物を長く大切に使うため、美しい状態に保つため、足元もしっかり見て、人や神様だけではなく、建物にまで心遣いを発揮できるようにしたいですね。
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さて、年内のコラムは、今日が最後となります。
いつも読んでくださる皆さま、ありがとうございました。ご縁に感謝いたします。
どうぞ、よいお年をお迎えください。
それではまた次回。Have a ごきげん day!
★この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!