おはようございます。エイジング美容研究家・美容ライターの遠藤幸子です。
美容のプロとして活動していると、多くの方に朝の洗顔についてご質問をいただきます。その中身は、洗顔料を使う必要があるのか、水とぬるま湯なら洗い流すときにどちらがいいのか、など。
そこで今回は、朝に洗顔料を使って洗顔することのメリットやデメリットをご紹介しながら、おすすめの洗顔法についても詳しくお話ししていきたいと思います。
「ぬるま湯洗顔」と「洗顔料洗顔」…数年試した結果は?
現在は朝のスキンケアのファーストステップを洗顔料を使って洗顔することを習慣にしている私ですが、4年ほど前までは洗顔料は使わず、ぬるま湯や蒸しタオルを使った洗顔を2~3年続けていました。
私は皮膚の薄い乾燥肌なので、それが自分の乾燥対策としてベストだと信じていたのですが…
その頃の私の顔色は今画像で確認してもよくわかるようにくすんだ状態でした。
( https://www.instagram.com/p/CYqmtQCFl6L/ )
それが、朝洗顔料を習慣にし、夜の洗顔では酵素洗顔も取り入れたところ日に日に肌が明るくなり、ツヤも増してきました。
心配していた肌の乾燥もむしろ化粧品の浸透がよくなったこともあり、私の場合はかえってうるおいが増した印象でした。
ただし、その一方で、肌にトラブルを抱えている方や肌の乾燥が深刻な方などは、洗顔料を使うことでより肌が乾燥したり、肌に負担がかかったりする可能性があります。
そのため肌状態によっては洗顔料の使用を控えたほうが良い場合もあります。
とはいえ、寝ている間にも皮脂は分泌され、それはぬるま湯だけでは落とすことができません。それが肌にそのまま残り、酸化することによってくすみに繋がったり、毛穴に残った皮脂などが肌トラブルを引き起こしたりすることも考えられます。
そのような観点から、肌に特別トラブルを抱えていない限りには、朝は洗顔料を使って洗顔することを、私はおすすめしています。
「朝の洗顔」おすすめの方法
洗顔料はどのようなものを使い、どのように行うかといったことも、とても大事になります。ここでは、朝の洗顔方法についてステップ順にご紹介していきます。
【1】給湯温度を低めに設定する
すすぎの温度を高く設定していると、肌のうるおいに関わる皮脂などが奪われてしまうことにつながります。そのため給湯温度は35度を目安にしてみてください。
【2】手を洗う
顔に触れる際には手を清潔に保つ必要があります。洗顔前には必ず手を洗いましょう。
【3】軽く顔をすすぐ
あらかじめぬるま湯で顔を軽くすすぐことで、ほこりなど肌表面に付着している汚れを落とせます。
また、洗顔料を使う前に顔を濡らしておくと、洗顔時の肌負担を軽減し、洗顔料の泡をキープする効果も期待できますよ。
【4】洗顔料をしっかりと泡立てる
洗顔時に避けたいのが、摩擦です。肌を傷つけないよう、洗顔料はしっかりと泡立てましょう。手で泡立てるのが難しい場合には「洗顔ネット」など、泡立てを助けてくれるツールを活用するのがおすすめです。
【5】泡を転がすようにやさしく洗う
たっぷりの泡を顔にのせ、それをやさしく転がすようにして洗いましょう。洗顔料はあまり顔に長くのせないほうがよいので手をゆっくりと動かしつつも、素早く洗い流します。
【6】30回を目安によくすすぐ
すすぎは原則として、流水を手ですくって行いましょう。このときも手で肌を擦ることがないように、顔にぬるま湯をかけるようなイメージですすぎます。
すすぎ残しは肌トラブルの原因に。髪の生え際辺りやフェイスラインなど特にしっかりとすすぐことが大切ですよ。
【7】肌当たりのいいタオルで水気を取る
洗顔のときだけでなく、タオルで顔を拭く時にも摩擦に注意する必要があります。肌当たりのいいタオルに水分を吸収させるようなイメージで水気を取りましょう。
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以上、私がおすすめしたい朝洗顔の方法とポイントを、7ステップに分けて解説しました。
ぜひご自分の肌とご相談のうえ、ベストな方法で洗顔を行ってくださいね。
朝洗顔におすすめの洗顔料については、今後の記事で改めてご紹介します。どうぞ、お楽しみに。