おはようございます。エステティシャン・美容家の永松 麻美です。皆さんにおすすめしたい朝美容コスメやテクニックを毎週お届けしています。
さて今朝は「朝の洗顔」についてです。
みなさまは朝の洗顔って、洗顔料を使ってますか?それともぬるま湯のみで洗顔料なし?いろんな美容法が溢れる中で、どちらが正解かわからない方もいるのではないでしょうか。
実際どちらが良いかというと、その人の肌によって正解は異なってくると思うのですが、今日は、その正解を見つけるためのヒントとして、洗顔料使用・不使用のメリットやデメリット、そして、お肌への向き・不向きについてお伝えしていきます。
朝の洗顔料は不要 or 必要?「自分に合う洗顔」の選び方
洗顔料で洗うべき理由って?
エステティシャンとして2万人のお肌を見てきた私としては、基本的には洗顔料の使用をお勧めしています。
なぜなら、夜寝ている間に分泌した皮脂、汗、付着した埃などの汚れを落とすにはお湯だけでは不十分だと考えるからです。
また「ターンオーバー」を整える、という意味でも洗顔は1日2回した方がいいと思っています。
特に混合肌、脂性肌、若くて分泌が活発なお肌、また妊娠前半期、生理前など皮脂分泌が増える時期などは朝に余分な皮脂を落とし清潔に保つことが、皮脂くすみ、毛穴のつまり、黒ずみ、ニキビの予防に繋がります。
分泌力がある肌に対してぬるま湯洗顔のみを行なうと、皮脂くすみや、毛穴つまり、黒ずみ、ターンオーバーが遅れてのトラブルのリリスクも。
ただし、洗顔料は「落としすぎる」ものが多いのも現実。
つまり「自分の肌にあった洗顔料を使うなら」という条件付きなら、洗顔料を使用しての洗顔がベストだと思います。
ぬるま湯洗顔が人気なのはどうして?
ゆるま湯洗顔が広まった背景には、日本人の多くが乾燥に悩んでいること、皮膚が弱く敏感な人が多いこと、それなのに「落としすぎる洗顔料」が多いことが挙げられます。
皮脂や潤いを落としすぎるものを使ってた乾燥肌の人が、ぬるま湯に変えたら乾燥が和らぐのは自然なこと。とりすぎるものを使うよりは、ぬるま湯の方が肌負担は減るからです。
ただし長期間ぬるま湯だけだったり、毛穴が詰まりやすい人がぬるま湯だけを続ければ、長期的には黒ずみや、皮脂くすみ、ターンオーバーが遅くなることにより老化など、肌荒れのリスクもあります。
肌が敏感で、赤みやひりつき・極度の乾燥があるときや強い日焼け直後は、洗顔料を使わずにぬるま湯のみが良いですが、それ以外の時は「洗い上がりがつっぱらない」自分のお肌にあった洗顔料を見つけて、朝も洗顔料を使いましょう。
自分に合う「洗顔料」の選び方
洗顔料を選ぶ時に目安にしてほしいのが、「洗顔後につっぱらないものかどうか」という点。
また、一年中同じ洗顔料よりも、季節によって使い分けたほうがいいかもしれません。
若い人や、朝起きた時に自分の出した脂でマッサージができそうなくらい皮脂の出が活発な人は、しっかりと皮脂を落としてくれる固形石鹸がおすすめ。毛穴つまりや皮脂くすみが出る人は、皮脂吸着をするクレイタイプの洗顔料、また、乾燥や小じわが気になる人はクリームタイプなどの油分が入っていたり、乾燥を防ぐような洗顔料をチョイスしましょう。
洗顔方法も大切!
最後に、どの洗顔料を使う場合も、お湯の温度は32〜34度のぬるま湯ですすぎは30回をおすすめします。
どんなに良い洗顔料を見つけても、洗う温度が高ければお肌は乾燥しますし、ゴシゴシすれば肌負担に。1分を目安にお顔を優しくくるくるして、30回しっかりと洗い流してくださいね。
今朝の記事がみなさまの朝美容の参考になれば嬉しいです。
☆この連載は<毎週土曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!