おはようございます。エステティシャン・美容家の永松 麻美です。
皆さんにおすすめしたい朝美容コスメやテクニックを毎週お届けしている本連載、今朝のテーマは、「夏老け」を防ぐために重要な、紫外線対策です。
毎朝の日焼け止め習慣が、1年後、5年後、10年後の肌年齢を左右します。
今日は知っているようで知らない!?日焼け止めを塗るタイミングと正しい塗り方についてお伝えします。
朝の仕込みで夏老け防止!「日焼け止め」の正しい塗り方3つのポイント
そもそも日焼け止めってなぜ必要?
紫外線というと、色が黒くなる、シミになるというのが一般的なイメージ。ですが、それより怖いのは「肌の黒くなる一時的な日焼け」よりも、「日常の弱い紫外線」でじわじわと起こる「肌の老化」のほう。
しみだけではなく、シワ、たるみ、黄くすみなどの肌老化を引き起こします。
この肌老化を起こす紫外線は一年中降り注ぎ、雨や曇りの日も、私たちのお肌をじわじわ老化させていきます。それを防ぐために習慣にしたいのが、毎朝の日焼け止めなのです。
日焼け止めの正しい塗り方とタイミング
【1】2度塗りでムラを防ごう
日焼け止めは2度塗りがベスト。なぜなら1度塗りだとムラになり不均一になりがちになるから。
朝のスキンケアを終えたら、パール大くらいの量の日焼け止めを、写真のように、お顔の5点(上写真を参考に、おでこ、鼻、両頬、あご)に塗り全体に広げます。
これを2回。どうしても面倒くさい方は、下地、ファンデーションそれぞれにSPF値とPA値が記載されていれば、下地+ファンデで2度塗りということでOKです。
ただし、色付きの下地やファンデーションの場合、紫外線を防御するのに必要な量が塗れずにしっかりと効果が発揮されないことも。自転車、車に乗る、駅までの徒歩時間が長い、レジャーや紫外線を浴びる時間が長い方は、色のつかない日焼け止めの2度塗りが一番効果的です。
【2】塗り残しやすいパーツに要注意
私のサロンのお客様でも多いのが「塗り残し」。
お顔の正面は塗れていても、フェイスラインや、首の後ろ、耳の上や手の甲は塗り残しが多い場所です。首の後ろは日焼けているのにお顔はファンデーションで白い、となると一気に老けた印象になります。
髪をアップにする人は特に注意を。
また耳の上も、塗らない方が多い場所です。紫外線の影響で皮膚ガンの発生率が高い場所でもあります。お顔のついでに耳の上まで日焼け止めを塗りましょう。
【3】ボディには直接日焼け止めをのばす+出かける20分前が◎
お顔と違ってボディの日焼け止めは、体に直接日焼け止めを出し、そのまま伸ばします。そうすることで、一度手にとってからよりも、均一にムラなく塗ることができます。
量が少ないと記載のSPF値通りの効果を発揮してくれないこともあるので、ケチらずしっかりと量を塗りましょう。
そして、効果を最大限にするポイントは、出かける20分前には日焼け止めを塗ること。直前や、外出してから塗る人も見かけますが日焼け止めは塗ってから馴染み効果を発揮するのにタイムラグが。
メイク時や着替えのタイミングで塗ってしまいましょう。
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習慣化していない方にとっては少し面倒な、日焼け止めケア。
ですが、どんな高級な美容液やクリームに頼っていても、まずは肌老化の大きな原因である紫外線をカットするのが健康美肌の第一歩。未来の自分の美肌への投資だと思って、ぜひ習慣化してくださいね。
☆この連載は<毎週土曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!