おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回のテーマは“太もも”。
入浴のときや着替えをするときなどに、ふと感じる太ももの存在感。太ももには、前側や裏側、内側、外側と大きな筋肉がついているため、ある程度の太さがあるのは当然のことです。
しかし、長時間のデスクワークや運動不足によって、それらの筋肉をあまり使わずに過ごすことが増えると、血液や水分が滞留してむくみやすくなる傾向にあります。
むくみを放置すると悪循環に
また、むくみは、体感としてのダル重さや不快さをともなうだけでなく、放置するとさらなるむくみ・冷えを引き起こしたり、セルライトができやすくなったり…はたまた、脂肪がつきやすくなったりといった悪循環に陥ることも考えられます。
それゆえ、「ちょっと太ももがサイズアップしたような…」というときは、むくみケアを意識してみることも大事になってくるでしょう。
とはいっても、先にお伝えしたように、太ももには大きくて力強い筋肉があるため、マッサージをするのも一苦労。そんなときは、ストレッチローラーを使えば、太もも全体をラクラク刺激することができちゃいますよ!
ストレッチローラーを使って「太もも」スッキリ、全方向ほぐします!
それでは早速、ストレッチローラーを使って太ももをほぐしていきます。
太ももの裏側
まずは、太ももの裏側から。
ひざを立てて座ります。
左太ももの下にストレッチローラーを横向きに置いたら、両手を体のうしろについて、上体を軽く倒しましょう。
体を前後に動かすようにして、ストレッチローラーを転がします。姿勢がツラくない方は、お尻を少し床から持ち上げてもOK。
太ももの前側
次は、太ももの前側。
“ひざを曲げて椅子に座って過ごす”デスクワークが中心の方は、前ももの筋肉に負担がかかって張りやすくなります。
ストレッチローラーの上に、左の前ももが乗るようにうつ伏せになります。
肩の下にひじをついて上体を起こしたら、右ひざを外側に開きましょう。
左のつま先で床を押すようにして、体を前後に動かします。
太ももの内側
続けて、太ももの内側をほぐしていきましょう。
うつ伏せになり、肩の下にひじをついて上体を起こすのは、太ももの前側をほぐすときと同じ。
ただ、ここでは、ストレッチローラーを縦にして使用します。
左ひざを曲げて足を外側に開き、ストレッチローラーの上に左の内ももが乗るようにしましょう。
足のつけ根~ひざの上あたりまでを、まんべんなくほぐしていきます。
太ももの外側
最後は、太ももの外側。
ストレッチローラーを横向きに置きます。
右体側を下にして体を横向きにしたら、右の太ももの外側にストレッチローラーがあたるように位置を調節しましょう。
右ひじを床について体を支え、左足はひざを曲げて右足の前へ。
痛みを強く感じる場合は、体重のかけ具合を調節してみてくださいね。
※ ストレッチローラーを転がす目安は、1パーツにつき20~30秒です。
それぞれ、左右両方の太ももにおこないましょう。
ふくらはぎのむくみが気になる方は、「足が疲れてパンパンな時に!ストレッチローラーの強度別“ふくらはぎ”のほぐし方」を参考に、ストレッチローラーを使ってみてください。
それでは今日も、良い1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!