朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、忙しい朝の読書リスト。
平日も休日も次から次へとやることがいっぱい。そんな忙しい毎日が続くとき、朝読書のひとときをいかがでしょう。ナーバスになりがちな気持ちを穏やかにしてくれる本をセレクトしました。
スヌーピーでひと息ついて。
世界中で愛されているスヌーピーのコミック『ピーナッツ』シリーズ選集です。変装名人で猫が大の苦手なスヌーピー、「至上最悪のライト」のルーシーに、ちょっと変わった思考回路の持ち主ウッドストック。みんなのプロフィールを読むだけで和みます。こんな友だちがいれば全然さびしくなんかないよね。構えることもなく本当の自分でいられる気がします。
心配性で眠れぬ夜を過ごすことも多いチャーリー・ブラウン。そんな彼がベッドでつぶやきます。「おやすみ、親友・・明日は新しい日だ、どんなすばらしいことがあるか分からないぞ・・」 隣にいるスヌーピーは「ほんとはぼく、明日と今日の区別もつかないんだ・・」。
元気が出ないときや浮かない気分のときは、スヌーピーのコミックでほっとひと息。ピーナッツの仲間たちとリラックスして!
『気持ちが楽になるスヌーピー』
著者:チャールズ M.シュルツ/訳:谷川俊太郎/解説:片岡義男
出版社:祥伝社
自然を感じたいときに。
『沈黙の春』の作者、レイチェル・カーソンのエッセイ、自然にふれる喜びに満ちた一冊です。センス・オブ・ワンダーとは、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」のこと。この感性に恵まれた海洋生物学者のレイチェルは、幼いロジャーにもセンス・オブ・ワンダーを授けます。
毎年ふたりはアメリカのメイン州の海辺の別荘で共に夏を過ごし、いつもいっしょに海岸や森を散歩します。どんな天候の日も、夜も昼も関係なく、荒々しい自然のなかを探検してまわるのです。たとえば、雨は森の植物に魔法をかける。葉先から水晶のようなしずくを滴らせるシダ、色鮮やかなキノコ、森の小道の銀色のコケ。それらはすべて自然からの贈り物——。
自然の神秘を感じたいと願わずにはいられない本。センス・オブ・ワンダーを失わないで。
『センス・オブ・ワンダー』
著者:レイチェル・カーソン/訳:上遠恵子/写真:川内倫子
出版社:新潮社
好きな色はどれですか?
367色の美しい色名と由来や歴史を、その色を使ったイラストとともに紹介したビジュアルブック。さまざまな色にまつわる物語を楽しめます。
青のページをめくると、子どもの頃は、空色と言っていたことを思い出す。水色も大好きな色だった。露草色はみずみずしくて素敵な色。しぶい名前の瓶覗(かめのぞき)は、「透明な水を入れた瓶を覗いたときにかすかに青い色を感じるような、ごく薄い藍色」のこと。風情を感じる色ですね。
色の名前がさまざまなイメージを呼び起こす。どうしてその色に惹かれるのか。名前の由来や歴史にヒントが隠されているかもしれません。若緑と老緑、江戸紫と京紫といった対比も面白い。
『色の辞典』
著者:新井美樹
出版社: 雷鳥社
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
*『気持ちが楽になるスヌーピー』
*『センス・オブ・ワンダー』
*『色の辞典』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
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