朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、やさしさに包まれる本。
なんだか心がトゲトゲするときは、この本を開いてみてください。素直になれないとき、涙がこぼれそうなとき、あなたをそっとハグしてくれる。そんな心やさしい友だちのような2冊の絵本を選びました。
ただ寄り添って。
一生懸命つくった積み木のお城を壊されてしまった男の子と、彼を慰めようとする動物たちのお話です。
ひざを抱えて泣くテイラーくんのもとに、さまざまな動物たちがやってきます。みんな口々にアドバイスをしたけれど、小さなウサギだけはなんにも言わない。そっとそばにきてくれた。「ぼくといっしょにいてくれる?」ウサギはテイラーにぴったりくっつきます。
寄り添うってとてもシンプルなこと。落ち込んでいるときや泣きそうなときは、ただ寄り添ってそばにいて。
『ぼくの きもちはね』
作:コリ・ドーフェルド/訳:石津ちひろ
出版社:光村教育図書
女の子の花束。
小さな女の子が道ばたに咲く花を摘んで誰かにあげると、まわりが少しずつ色づいて明るくなっていく。カナダの詩人と画家による詩情あふれる絵本です。
お父さんと手をつないで家に帰る道で、黄色いタンポポを見つけた女の子。通りの片隅にひっそりと咲く花を見つけては摘んでゆく。忙しげなパパは気づかないけれど。
女の子が胸に抱くブーケから誰かに花をあげるたびに、世界は豊かに花開く。思いがけず花をもらった誰かの心に、小さな女の子が輝きを残していきます。
『おはなをあげる』
作:ジョナルノ・ローソン/絵:シドニー・スミス
出版社:ポプラ社
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『ぼくの きもちはね』
*『おはなをあげる』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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