秋の夜長は「眠活」のチャンス!?睡眠の質を高める朝習慣とは

 

おはようございます。LINEで気軽に相談できるオンライン漢方サービス『わたし漢方』漢方薬剤師 さっちです。不定期で、季節の不調を改善するヒントをお伝えしています。

今年の夏はとっても暑かったですね!

梅雨時期には暑さや湿気の影響で寝苦しかったり、真夏の時期には寝汗が不快で目が覚める…逆にクーラーをつけると冷えてだるくなる…など、快適な睡眠環境が作りにくい時期が長く続きました。

また、例年と違って長引くコロナ不安によるストレス、自粛による運動不足などから質の良い睡眠がとりづらい環境下でもありました。

睡眠の質が悪い状態が続くと、自律神経やホルモンバランスが乱れたり、疲労の蓄積、免疫力の低下、情緒不安定、肥満、生活習慣病、認知機能の低下、肌荒れなど、さまざまな二次不調を招く要因になってしまいます。

ということで今日のテーマは、秋の夜長におすすめしたい「眠活」。眠りの質を高めるための養生法や、朝のルーティン、漢方アプローチについてご紹介します。

もしかしてそれって…「隠れ不眠」かも?

あなたの睡眠レベルをチェックしてみよう

不眠チェックシート

「隠れ不眠」とは、自分では気づかない睡眠不足や、睡眠の質が落ちてしまっている状態のことを言います。

起きても疲れが残っていて寝た気がしない、眠るまでに時間がかかる、日中どうしようもなく眠くなる、夜中に何度も起きてしまう、などの症状があれば、知らないうちに「隠れ不眠」になってしまっているかもしれません。

睡眠時間をたっぷりとっていても、ひとつでも思い当たる項目がある方は「隠れ不眠」や「隠れ不眠予備軍」になってしまっている可能性があります。

寒い季節に突入し、寒さや手足の冷え、乾燥など、寝付きにくい要因がさらに増えてしまう前に、睡眠の質向上に取り組みましょう。

睡眠の質を高めるためには?

あくびをする女性

「隠れ不眠」を解消するために一番重要なのは、生活習慣の見直しです。

日光を浴びる習慣がない方や寝るぎりぎりまでスマホ・パソコンなどのブルーライトを浴びている方は、睡眠を促すためのメラトニンの分泌が低下している可能性もあります。

外出を控える中でも日光を浴びる時間を確保したり、眠る1時間前にはスマホを見ないなど、生活の中にちょっとしたルールを加えることで行動を変えていくとよいでしょう。

また、アルコールやカフェインの摂取、夜遅い食事は、消化吸収が睡眠を妨げることなどもありますので極力控えましょう。音や光に敏感な方は、アイマスクや耳栓などを使用するのも一つの方法です。

睡眠アイテム

漢方には「陰陽」の考え方があり、「明るい昼は陽、暗い夜は陰」に傾きます。

昼に外で活動して、夜にはゆっくり休んで英気を養うことが自然にそった理想の生活です。

陰に傾く夜は、気持ちも悪い方に考えやすかったりネガティブな情報に捉われやすく、堂々巡りに陥りやすいため、あまり考え事はしないように心掛けましょう。

おすすめの朝習慣と取り入れたい栄養素はコレ

和朝食

特に朝の過ごし方は、睡眠の質向上にとって重要です。

毎日の起床時間を一定にして体内リズムを整え、カーテンを開けて、朝日を浴びる習慣をつけていきましょう。ラジオ体操のような軽い全身運動、散歩なども良いでしょう。

また、睡眠ホルモンのメラトニンの生成には、トリプトファンとビタミンB6が必要と言われています。トリプトファンを摂取するためには、大豆製品、バナナ、ナッツ類、ごま、卵、乳製品、などがおすすめ。

ビタミンB6、カツオ、マグロ、鮭などの魚、牛レバー、にんにく、鶏肉 などがおすすめですので、朝食から意識してみると良いと思います。

わたし漢方とは

『わたし漢方』では、漢方の専門家LINEを介してひとりひとりの症状や体質に合わせてベストだと考えられる漢方を選んでいます。

睡眠の質が落ちる原因は、人によって違うため、お悩みや体質に合わせてアプローチも変わります。

一番多いのは、ストレスや自律神経の乱れによる不眠です。イライラや不安、気持ちが不安定になったり、心配事が気になって眠れない、緊張やプレッシャーで神経が高ぶったまま身体の力みが抜けず歯ぎしりしやすいなど「気」の巡りが悪い「気滞」の状態が目立つ方がかなり多いようです。

眠りの質が悪い状態が慢性化していると、からだの疲れが抜けないのは当然です。本来なら寝ている間に修復できるはずの働きが落ちてしまうため、「気」や「血」も消耗しがちになります。「気」が落ち込むと免疫力や、やる気も低下しやすい、「血」が不足すると、貧血やめまい、ふらつき、生理のトラブルなどにつながることも。頭にも養分がまわりにくいと、眠りが浅くなったり中途覚醒なども起こりやすく、ますます睡眠の質が改善しにくい状態になっていってしまいます。

このような場合、漢方ではまず「気」を巡らせること、「気」や「血」を補うことなど、一人ひとりの状態に合わせて検討していきます。腰痛などのからだの痛みや、アトピーなどで痒みが辛くて眠れないということであれば、まず、そのお悩みを改善する漢方を優先して考えていきます。

『わたし漢方』は、LINEで身体の悩みを薬剤師に相談すると、自分にあった漢方薬を自宅に配送してくれるオンライン漢方相談サービス。カウンセリングはすべてLINE上で、最初の問診は24時間相談可能。漢方の専門家が直接お悩みにお答えいたします。初回の問診はすべて無料。体質改善の相談と漢方薬の服用を希望する場合は有料プランとなります。

『わたし漢方』ホームページ >> https://www.watashikampo.com/

『わたし漢方』Instagram >> @watashikampo

 

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~ゆるっと養生で朝が変わる~ 季節の不調改善コラム

オンライン漢方薬局『わたし漢方』の薬剤師のさっち先生が、 季節の不調改善のヒントを教えます!
Written by

さっち先生(薬剤師)

LINEで相談できるオンライン漢方薬局『わたし漢方』の薬剤師。
「不調とともに生きる女性の毎日を快適にし、やりたいことに全力投球できる手助けがしたい」という想いをもとに、東洋医学に基づいた体質改善の秘訣や健康食の紹介、漢方を取り入れた養生法などをインスタグラム @watashikampo でも公開しています。
わたし漢方:https://www.watashikampo.com/

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