おはようございます、パン・料理家の池田愛実です。湘南・辻堂でフランスパン教室「crumb-クラム」を主宰しています。
今日は、香りがたまらない「紅茶とオレンジピールの食パン」をご紹介します!
ほぼこねずに出来るのに、驚くほどしっとりふわふわ。パウンドケーキ型を使えば、食パン用の型を持っていない人でもまるでパン屋さんで買ったかのようなボリュームたっぷりのパンが焼けますよ。
紅茶は、香りの高いアールグレイの茶葉を使うのがおすすめです。オレンジピールは製菓材料店で手に入りますが、なければ入れずに作ることもできますし、クランベリーなどで代用するのもおいしいですよ。
作り方の基本は、以前ご紹介したコーンパン(https://asajikan.jp/article/185606)と同じ。前日の夜に準備すれば、朝には焼きたてパンが食べられます。ぜひ試してみてください。
こねずに簡単ふわっふわ!「紅茶とオレンジピールの食パン」
材料:パウンドケーキ型1台分(16.5×7×高さ6cmのものを使用)
調理時間:前日70分/当日90分
- 強力粉…180g (今回は北海道産強力粉「はるゆたかブレンド」を使用しました)
- 塩…3g
- 砂糖…20g
- アールグレイ茶葉(ティーバッグ)…2袋
- 牛乳…150g
- ★ドライイースト…1.5g(小さじ1/2)
- ★オイル…8g(太白胡麻油・サラダ油など無味無臭のもの)
- オレンジピール…40g
作り方:
【前日の作業】
準備…牛乳とアールグレイ茶葉1袋は小鍋に入れて温め、蓋をして蒸らしておく。抽出後、140gを使う(足りなければ牛乳を足す)。
1) ボウルに上の紅茶液と★の材料を入れてホイッパーで混ぜる。強力粉・塩・砂糖・もう1袋のアールグレイ茶葉を加えてゴムベラで混ぜ、まとまってきたら粉気がなくなるまでカードか手で2〜3分練りまぜる。
最後にオレンジピールを加えて均一に混ぜる。
2) 生地を丸めてボウルに入れ、ラップをして30分室温におく。30分たったら生地を丸めなおし、さらに30分室温に置いてから、冷蔵庫の野菜室に入れて一晩おく。
※生地を一度丸めなおすことでグルテンが強化し、膨らみの良いふわふわパンになります
※野菜室は冷蔵庫よりも少しだけ温度が高いので、発酵に適しています。野菜室でゆっくり朝まで発酵させましょう
【当日の作業】
4) 野菜室から出して生地が約2倍になっていたら発酵完了(なっていなかったらしばらく室温に出して待つ)
5) 生地に粉をふってボウルから優しく取り出し、横15×縦20cmの長方形に広げる。くるくる巻き、巻き終わりをつまんで閉じる。
6) パウンドケーキ型にオーブンシートを敷き、生地のとじ目を下にして入れてオーブンの発酵機能35℃で約60分二次発酵させる。その後型を取り出し、オーブンを200℃に予熱する。
7) 190℃に設定して20分焼けば出来上がり。
秋の朝ごはんに似合うパンです。ぜひお試しください!
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★湘南・辻堂でパン教室を主宰しています→フランスパン教室「crumb-クラム」