平日の過ごし方がポイント!「休日の夜ふかし習慣」を解消する10のヒント

 

連載「教えてユミ先生!睡眠のお悩み解決室」では、気持ちのいい朝に欠かせない「睡眠の悩み」を解決するヒントを、日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクターの竹内由美さん(ユミ先生)に教えていただきます

今回のお悩みテーマは…「休日の夜更かしや朝寝坊を解消したい!」~後編~

月曜日から一生懸命働いて、ようやく訪れた週末!朝早く起きる必要がないからとつい夜更かしや朝寝坊をしてしまい、充実した日中を過ごせていません。夜ふかしや寝坊には、他にどんなデメリットがありますか?また、その習慣を改善する方法はありますか?

※前編の記事「月曜の憂うつが加速!?「週末の夜ふかし」がココロと体に及ぼす影響とは」  >> https://asajikan.jp/article/191371

休日だけではNG!平日の睡眠不足にも気をつけよう

観葉植物とカーテン

週末は自由に楽しく過ごして、ストレス発散。それは精神的には正しいことですが、眠りのパターンは週末も平日も極端に変えないことが、サスティナブルなココロと体を保つ基本です。

今日は、前回の記事でご紹介したような悪影響を引き起こさないための週末の夜更かしや朝寝を防ぐ方法をご紹介しますが、週末だけでなく平日の睡眠やストレスを見直すことも合わせて意識してみてください。なぜなら、平日の過ごし方が週末の夜ふかしや朝寝に関わることが少なくないからです。

体内時計の乱れによる睡眠の質の低下や慢性的な睡眠不足は、“ほろ酔い状態”と同じくらい作業効率を低下させてしまうと言われています。肉体的・精神的健康の妨げになるので、週末だけではなく平日の睡眠不足にも気をつけましょう。

週末の夜ふかし・朝寝を防ぐ10のヒント

【1】毎日6~7時間の睡眠をとる

ベッドで寝る女性

睡眠時間が5時間以下になる日が3日以上続かないように生活を整えましょう。

【2】金曜の夜も、深夜2時までにはベッドへ

多少の夜ふかしはOKですが、2時をすぎるような夜ふかしや徹夜は、体内時計が乱れる原因に。また、土曜の朝は眠くても、いつもの起床時刻+2時間を超えない時間には起きましょう。

【3】起きたら明るい光を浴びる

朝カーテンを開ける女性

光を浴びることで、体が朝だと認識して目覚めやすくなります。

【4】昼食後~午後3時までに20分程度の昼寝をとる

眠気・疲れが取れない場合は、短い昼寝で体をケアしましょう。疲れを感じない場合は、無理に昼寝をする必要はありません。

【5】朝寝・夕方の昼寝を避ける

お昼まで眠ったり、夕方遅い時間に昼寝(仮眠)をとってしまうと、夜ふかしの原因になります。

【6】日中は活動的に過ごす

公園で運動する女性

平日と同じ時刻に起きられた休日は、日中は明るい環境で活動的に過ごしましょう。夜しっかり眠りやすくなります。

【7】夜は照明を暗くする

深夜、明るい環境で過ごすと、体内時計が後ろにズレて眠る時間が遅くなってしまうことがわかっています。スマホやPCにも注意が必要です。

【8】深酒やカフェインに注意する

ドリップコーヒー

どちらも覚醒作用があります。

【9】夜の激しい運動や熱いお風呂は避ける

眠りモードになるまでに時間がかかってしまうため、激しい運動や熱いお湯に浸かるのはNGです。

【10】夜遅くに興奮しすぎない

ゲームなどに夢中になりすぎると、脳が興奮して眠りにくくなります。ゲームだけでなく、スマホでの動画鑑賞や情報収集は、夜は避けるようにしましょう。

*****

平日の過ごし方も見直しつつ、これら10のヒントを参考にして、週末の夜ふかしや朝寝坊習慣を予防してみてください。日中の充実度がぐっと上がるだけでなく、月曜の朝の憂うつ感を解消できますよ♪

☆次回、10月の記事もどうぞお楽しみに!

 

この記事を書いた人
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睡眠改善シニアインストラクターによる睡眠の悩みを解決するヒント♪ [更新終了]
Written by

睡眠改善シニアインストラクター 竹内由美

日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクター。日本産業カウンセラー協会認定・産業カウンセラー。
米国Mary Baldwin College心理学科卒業。フリーの編集ライターとして美容や健康などに関する記事に携わり、その経験から睡眠やメンタルヘルスの重要性に気付き、上記の資格を取得。忙しい現代人にこそ良質な睡眠が大切だと、雑誌や講演活動などを通して睡眠について伝えている。
著書には「眠りダイエット」(文芸社)がある。

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