4万人以上のカウンセリング、メイクアップを担当する中で「日本女性を美しく見せるメイク術」を確立!自然体な大人メイクを伝導しているメイクセラピスト荻野愛子さんによる連載「史上最高にキレイになる♪朝の美人メイクメソッド」では、朝のメイクで美人になるヒントを毎週ご紹介します♪
おはようございます。メイクセラピストの荻野愛子です。
「チークをどこに入れたらいいか、よく分からない」
「今のトレンドが分からないから、自分のチークの入れ方が古臭い感じになってないか心配…」
これらは、私が開催しているメイクレッスンの中でよく耳にする、チークに関する悩み。皆さんはチークを入れる時、どんなことを意識していますか?実はチークはどこを意識するかによって若々しく見える一方、年齢よりも上に見えてしまうこともあります。
今回は、ちょっとしたコツで簡単に幸せ感たっぷりの仕上がりになる、トレンドに関係なく役立つチークの入れ方をご紹介します。
誰でも簡単!トレンドに惑わされない「骨格に似合う」チークの入れ方
チークにもトレンドがある
メイク業界ではよく、アイブロウやアイシャドウ、口紅にトレンドが表れやすいと言われますが、実はチークにもちゃんとトレンドがあります。
以前の主流だった「骨格強調チーク」(1985年頃~)
80年代に流行したのは、こめかみから鼻の横辺りまで斜めに縦長に入れたチーク。顔の縦幅を強調し、面長な印象に仕上がります。
最近の自然体で柔らかいメイクトレンドからみると、この骨格強調チークは少し古い印象を与えがち。また、実際の年齢よりも上に見られがちなので、若く見せたいときは注意が必要です。
最近のトレンド!「目の下チーク」(2017年頃~)
「目の下チーク」というテーマで美容雑誌で特集が組まれるほど人気で、可愛くセクシーな印象を与えるイマドキメイク。
しかし、この目の下チークは難易度が高め。また、印象がとても強くなるので、バランスがとれた美人メイクを目指す方にはフィットしにくいメイクです。
チークでこんなに印象が変わる!
トレンドに関係なく使えるチークの入れ方をお伝えする前に、まずはチークの「位置」を見てみましょう。
上の写真の左が普段のメイク。右側が、これからお伝えする「骨格に合うチーク」の入れ方を実践した写真です。左右のチークの位置が変わっているのが分かりますか?
右の方は柔らかく自然な印象で、元々のお顔の美しさが引き出されています、美しい横顔は、まるで頬そのものが色づいているようで、幸せ感を感じさせますよね。
この幸せ顔チークの入れ方のポイントは、『中心点』。一番色が濃くなる中心の位置を変えることで、骨格を綺麗に見せる自然なチークが入れられます。
トレンドに惑わされない!骨格に合うチークの入れ方
チークの中心は、微笑んだ時に一番高くなるところ、が目安です。にっこりと微笑んだ時に一番高くなる頬の辺りを中心に、耳の横の辺りまでふんわりと大きく入れていきます。
上の写真のように実際ににっこりと微笑みながら、一番高くなる位置にブラシを置いて、中心に色を広げましょう。
ピンポイントに入れるよりも少し大きめに入れた方が、目の錯覚でチークによってお顔の立体感が出るので小顔効果も期待できます。
また、チークの縦幅はチークブラシを目安にするのがコツ。チークブラシは、元々チークを入れる幅を計算して作られています。ブラシの幅を目安に、それよりも少し大きめに入れてみてください。
まとめ
チークは目元や口元に比べて入れる範囲が広く、印象を大きく左右する重要なポイントです。
忙しい日も、そしてマスクをつける日も、チークをきちんと入れることで、余裕のある幸せ感たっぷりの印象が作れますよ。
忙しい朝にも是非にっこりと微笑みながら、骨格にあわせた自然なチークで、幸せ顔メイクを楽しんでみてください。