4万人以上のカウンセリング、メイクアップを担当する中で「日本女性を美しく見せるメイク術」を確立!自然体な大人メイクを伝導しているメイクセラピスト荻野愛子さんによる連載「史上最高にキレイになる♪朝の美人メイクメソッド」では、朝のメイクで美人になるヒントを毎週ご紹介します♪
おはようございます。メイクセラピストの荻野愛子です。
アイテム・色の選び方、描き方、ぼかし方…など、メイクの中でも難しいと言われるパーツのひとつが「眉」。私自身、メイクレッスン中に1番多く受ける質問が「自分に似合う眉の描き方」です。
似合う眉の長さ、形は顔の骨格に左右されるため、正解は人それぞれ異なるのですが、今日は、骨格に関わらずすべての方に共通する、美眉の「基本の描き方」と「眉アイテム」をご紹介します。
不器用さんでもきれいに描ける♪「眉メイク」必須アイテム
美眉アイテムは「2点併用」が◎
眉を描くアイテムには、ペンシルタイプのアイブロウ、パウダータイプのアイブロウ、又はリキッドタイプのアイブロウなど様々な種類がありますよね。
美眉に仕上げたい場合は
「ペンシルタイプ+パウダータイプ」
または
「リキッドタイプ+パウダータイプ」
など、パウダータイプといずれかを2点併用するのがおすすめです。
ペンシルやリキッドタイプは、眉毛を1本1本描き足すようなイメージで使用することで、自然な毛流れを再現できます。眉の薄い部分などを細かく描き足したり、眉全体のフォルムを整えるのにも便利です。
パウダータイプは粉状のため、一瞬でふんわりした印象が作れます。これらを組み合わせることで、自然できれいな眉が描きやすくなります。
眉を描くメインのアイテムの他にも、上の写真のような
- 眉マスカラ
- アイブロウブラシ
- アイブロウコーム
- 眉用はさみ
- 眉用シェーバー
も揃えておくと、細かい部分まで整えやすくなります。
印象美人をつくる「美眉の描き方」の基本
眉が不自然に見える理由って?
形はきれいに描けたはずなのに、なんとなく眉が浮いて見えたり、不自然に感じられたり…そんな失敗眉には、いくつかの理由があります。
【1】ペンシルで描くとき1本の線が長い
1本の線を長く描いてしまうと、平面的な眉に仕上がってしまいます。結果、本来の眉とかけ離れた不自然な印象になりがちです。
【2】全体が同じ濃さのトーンで描かれている
眉頭、眉尻まですべて同じ濃さだと、毛流れが感じられず、肌から浮いてしまうような印象に仕上がります。アイシャドウと同じく、眉にもグラデーションをつけるのがおすすめです。
「眉頭の下」からスタート
美しい眉の描き始めは、『眉頭の下のあたりから』スタートするのが正解です。
上記のイラストのように、眉頭の下の部分から描き始めます。そして、高さや始まりの位置を、必ず左右でそろえるように意識しましょう。
この眉頭の下の描き始めで、左右の眉でずれてしまうと、どんなにきれいに眉ラインを描いても、不自然な印象になってしまいます。
1本1本「短く+細かく」描く
次に、眉山に向かって、短く1本1本の毛を描き足すように、細かいタッチで描いていきます。ペンシルタイプの時も、パウダータイプのアイブロウを使う時も、共通のポイントです。
線で描くというよりも、点を重ねていくようなイメージ。短く、細かく描くことで、本当の毛流れのような自然な毛流が生まれ、美しい眉に仕上がります。
眉頭は薄め、眉山は濃いめに!
眉頭は薄めにふんわりと描き、眉山は一番濃い目にグラデーションをつけていくのもポイントです。眉山まで描けたら、また細かいタッチで眉尻へ向かって描いていきます。
美しい眉で、印象美人になる!
眉を描くアイテムは、ペンシルタイプとパウダータイプを併用すれば、ワンランク上の、立体感ある自然な眉になります。
描く時は、眉頭の位置を揃えることで、全体の左右バランスが整い、美しい印象になります。また、細かいタッチで描いていくことでふんわりと柔らかく自然に、そしてグラデーションをつけることで、自然な毛流れを感じる仕上がりになります。
普段メイクレッスンをしていて、眉が変わるとぐっと美人度がアップされる方がたくさんいらっしゃいます。眉のメイクは、本当に重要!アイテムと描き方で大きく印象が変化するので、普段使っているアイテムや描き方を、ぜひ見直してみてくださいね♪
☆この連載は<日曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!