「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第9回:自分の「好き」を集めると、朝はもっと楽しくなる(前編)
おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。
この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
連載9回目の今回は、「早起きしたいのにできない」を解消する、「好き」を集めるノート活用法について解説します。
「ツライこと」を頑張ってない?早起きできないワケ
職業柄、「早起きしたいのにできない」という悩みを聞くことはとても多いです。その悩みを持つ方に、さらに詳しく聞いてみる中で、早起きができない原因は大きく2つあることがわかりました。
【1】「早起きして何をするか」を決めていない
朝、何をするかを決めずに「早起きしたら、なんとなく素敵な1日になりそう」と思っても、結局朝の眠気に負けてしまいます。早起きをしようと思ったら、「起きて何をするか」を、ざっくりで良いので寝る前に決めてしまいましょう。私は、寝る前に手帳やノートで「朝起きてすること」を書くことをおすすめしています。
【2】本当は「好きでないこと」を朝やろうとしている
そして2つめも、根が深い原因です。「早起きして勉強したい」「スキルアップしたい」などと、最初からちょっと飛ばした「苦行」や、つらいこと、本当は好きじゃないことをはじめようとすると、失敗することが多いのです。
もちろん、今までと違う自分になろうというその「やる気」は大切。ですが、最初からトップギアで進めると、息切れしてしまうことも…。
早起きの習慣化は、今まで慣れ親しんだ時間軸から卒業することなので、やはり最初は「苦行」です。早起きだけでも苦行なのに、起きてからつらいことをしようとすると、それは「苦行の二重奏」。続かないのは当たり前です。
最初から飛ばした目標を立て、達成できなかった朝を数えるのは、ツライですよね。「今日はこれだけできた!」そんな朝の回数を数えられるようになれば、1日の始まりが180度変わります。
朝に限らなくてOK!あなたの「好き」を100個挙げてみて
では、上記の2つの原因をクリアできる方法はあるのでしょうか。
私は、ノートに自分の「好き」を100個書き出してみることをおすすめしています。どんなことに楽しみを感じていて、夢中になっているかを、出来る限り多く挙げてみてください。
え!100個?とちょっとひるんだ方。ご安心を。モレやダブリは気にしないでOKです。同じことを2回書いちゃった…などのダブりや、名詞と動詞が混在しているなどの細かいことは気にせず、勢いに任せてどんどんと書いていくと、だんだんノッてきて、どんどん書けるようになります。
100個も書けば、その中に、すぐにできそうな朝の楽しみが見つかるはず。
「朝早起きしても、ついぼーっとしてしまった」「ネットを見続けて時間を潰してしまった」という時は、早起きしてやろうと思っている「好き」がアイマイだから。自分がちゃんと「好き」なことならば、早起きのモチベーションにつながります。
例えば、100個挙げた項目から、毎朝ひとつずつ試してみたら…それだけで毎日の朝活がすばらしいものになる気がしませんか?
明日公開予定の後編では、「好きを100個」の具体的な進め方と、書いたあとどうする?についてお伝えします!どうぞお楽しみに。
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆後編「自分の「好き」は、朝かなえる!ノートの夢を実行する方法」は、8/2(日)公開予定です。