おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
今日は、旬の「とうもろこし」を使ったトーストアレンジをご紹介します。実はとうもろこしは、効能の面からみても、雨の多くじめじめした今の時期に特に食べたい、むくみ解消効果も期待できる食材なんです。のせて焼くだけで簡単にできますので、ぜひお試しください。
体にも溜まる「湿気」
この季節、以下のような症状の気になる方は、体に湿気が溜まっているかもしれません。
- 下半身を中心にむくむ
- 食後の眠気が激しい
- 食欲があまり沸かない
- 体が重だるく疲れやすい
- うたた寝するとよだれがこぼれる
これらは湿気が原因で起こりやすい不調です。でも、大丈夫。溜まっているものは「食材の力」を借りて巡りを良くし、体の中から湿気を出せば調子が整いやすくなりますよ♪
今週のセルフケア食材「とうもろこし」
とうもろこしの効能
とうもろこしは、体の水の流れをよくするので、湿気による不調やむくみ対策に最適。水分代謝をよくするものは体を冷やすものも多いのですが、とうもろこしは冷やしも温めもしない、なだらかな性質をもつもの。なので、冷えの気になる方でも、気にせず食べやすい湿気対策の食材なのです。
なかでも、とうもろこしのひげは「玉米髭(ぎょくべいしゅ)」という名の生薬としても知られています。湿気対策として食べたい人は、ひげも洗って刻んでチャーハンに入れたり、結んで束ねてとうもろこしごはんやスープなどで一緒に炊いたりするのがおすすめです。
今の時期は、普段飲むお茶を「とうもろこし茶」に切り替えてみても◎
のせて焼くだけでむくみ撃退!簡単「焼きとうもろこしトースト」
材料(2枚分)
- 食パン 2枚
- とうもろこし 1本(コーン缶の場合100g)※1本のうち半量を使いますが、1本のまま加熱します
- (A)しょうゆ 小さじ2
- (A)砂糖 小さじ1/2
- バター、粗びき黒こしょう 各適量
- 粉チーズ 適宜
作り方
1. とうもろこしは1枚残して外側の皮をはぎ、ぴっちりとラップで包む。耐熱皿にのせ、600Wのレンジで2分、上下を返して1分加熱する。ラップをはずし、粗熱をとる。
2. とうもろこしの皮をすべて剥き、長さを4等分にし、半量(2切れ)をかつらむきの要領で、包丁を上下させながら実をはずす。(A)を絡める。(のこり半分はそのまま召し上がるか他のお料理にお使いください)
3. 食パンにバターをぬり、(2)のとうもろこしの実をのせる。トースターでパンに焼き色がつくまで焼き、粗びき黒こしょうを振る。好みで粉チーズをかけてもよい。
ポイント
- とうもろこしは鮮度が命です。生のものを買ったら、なるべく早めにいただきましょう
- レンジを使わず、茹でたり、蒸してももちろんOKです。
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに!