「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの新連載。朝時間を活用して人生を変えた池田さんに語っていただく、朝時間×ノートの使い方、考え方。年齢やキャリアに関係なく、夢を叶えるためのヒントが詰まっています。ノートを用意して一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第2回:新年は運命のノート選びからはじめよう(後編)
おはようございます。朝イチ業務改善コンサルタントの池田千恵です。
前編では、ときめくノート選びのコツを紹介しました。今回はノートにまず何を書いたら良いかについてお伝えします。
朝10分で気分があがる2つの方法
「マイストーリー」というと壮大なことを書かないと!と構えてしまうかもしれませんが、まずは手軽なところから書いてみましょう。ハードル低くはじめて「楽しさ」を実感することが大切です。今回は朝10分もあればできることをタイプ別に2つ紹介します。
- 頑張るのが好きな人は...今日起きる嬉しい出来事を朝「予測」して書いてみよう
- 頑張りすぎると疲れてしまう人は...昨日できたことを朝振り返って書いてみよう
順番に解説します。
今日起きる嬉しい出来事を朝「予測」して書いてみよう
「目標を達成しよう!」と3年後の目標を計画しようと思うと、やらなきゃいけないことが途方もなく多いような気がして、やる気がしゅわしゅわとしぼんでしまう経験ありませんか?
先すぎる目標は、リアリティをもって考えられないから頑張りようがないのです。でも、数時間後の未来なら、ちょっと頑張れば届く未来です。
こんな一日だったら最高だなあ!を3行だけ、日記のように書いてみましょう。
テーマは何でもOK。例えば私は今ダイエットだったら、食欲をコントロールできて、昨日よりも体重が0.5kg減ったよ!という喜びを、まだ体重が減っていない今、予測して記録します。するとあら不思議。-0.5kg減った気分で、背筋をシャンと伸ばし、お腹も引っ込めて一日を過ごすことができるせいか、本当に体重が減っちゃうんです。
「今日は段取り良く仕事を進めることができて、定時で帰ることができた!」と宣言して書いていくことで、本当に段取りを意識することができるようになりますよ。
昨日できたことを朝振り返って書いてみよう
「ちょっと頑張れば届く未来」を書くのはプレッシャーになってしまってしんどい人は、昨日「できたこと」を箇条書きで良いのでノートに書いてみましょう。夜だとネガティブな感情に振り回されやすく、「できなかったこと」に気持ちがいってしまいがちなので、朝、昨日の出来事を振り返るのがポイントです。
前日の感情的な気持ちから抜け出すことができ、建設的なアイディアも生まれます。朝から「でかした私!」と自分をほめてから一日をスタートすることができます。
早起きは、自らの意思で人生を選択するための訓練です。朝のまっさらな状態の中で、良い気分を意図的につくるために、ぜひノートを活用してみてくださいね。
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。