お通じを改善!レンジで簡単「さつまいもの胡麻ドレ和風ホットサラダ」

 

おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。

前回の記事でご紹介したレシピ(チーズのサルサホットサンド)はいかがでしたか?市販のミートソースをサルサ風にアレンジするのでとても簡単です。ぜひお試しくださいね。

今日は旬の「さつまいも」がたっぷりと摂れる、和風のホットサラダをご紹介します。胡麻ドレッシングは他のサラダやお肉料理などにも活用できますよ。

薬膳的セルフケアポイント

今回のおすすめ食材は「さつまいも」です。

秋の定番・人気な食材ですが、そんなさつまいもには秋の体の不調を整えてくれる効能がたくさんあります。

さつまいも

パワーを補う

さつまいもをはじめ、芋類に多いのが気(エネルギーのようなもの)を補う力です。

秋は乾燥の影響で、体表を常々守っている「気」が弱まりがちです。その結果風邪をひき始めるのがこの季節。そんな気を補う芋類は、免疫力の向上にもつながります。

お通じを改善する

豊富な食物繊維で有名なさつまいもですが、さつまいもは芋類のなかでも「体液を作る」「便通を助ける」という効果のあるもの。お通じの改善に適しています。

乾燥とお通じの関係

秋の乾燥がすすむにつれ、なりやすいのが「便秘」です。なぜなら、肺の受ける影響は大腸にも直結するから。

これはどういうことかというと、中医学では「五臓六腑」という考え方があります。体の臓器でそれぞれに五臓(肝、心、脾、肺、腎)と六腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱)はそれぞれペア、表裏一体であるということです。

秋の空気の乾燥の影響を受けやすいのが「肺」。臓器の中でも唯一、外の空気を直接取り込む臓だからです。そしてそんな肺とペアなのが「大腸」。すなわち、肺の乾燥は大腸の乾燥なのです。

腸内環境が美しいと、肌も美しくなる…などと、耳にすることがあると思います。肺と肌の表面も非常に密接な関係なので、大腸の影響が肌にもつながる。このように臓はそれぞれつながりひとつの人体を形成していて、なかでも肺と大腸は密接なのです。

今日は、そんな不安定な秋の腸内環境を整える和風ホットサラダをご紹介します。レンジひとつで完成するのでとても手軽ですよ。

お通じを改善!レンジで簡単「さつまいもの胡麻ドレ和風ホットサラダ」

お通じを改善!レンジで簡単「さつまいもの胡麻ドレ和風ホットサラダ」

材料(1~2人分)

  • さつまいも 1/2本(約150g)
  • ごま油 大さじ1
  • 塩 少々
  • 小ねぎ(小口切り)、白すりごま 適量
  • 一味唐辛子 お好みで

≪濃厚胡麻マヨドレッシング≫

  • マヨネーズ 大さじ2
  • 白練りごま 大さじ1
  • 水 大さじ1/2
  • しょうゆ 小さじ1/2

作り方

1) さつまいもは洗い、1cm幅の棒状にする。たっぷりの水に10分さらしてアクをとる。胡麻マヨドレッシングはすべての材料を合わせてよく混ぜる。

2) (1)をざるにあげてキッチンペーパーで水気をふき、耐熱のボウルに入れる。ごま油を全体にまぶしふんわりラップをし、600wのレンジで2分加熱する。太めな1本をくずしてみて、ほくっと折れればOK。塩を振る。

3) 皿に盛り、胡麻マヨドレッシングをかける。小ねぎ、白すりごまを散らす。好みで一味唐辛子をかけても。

さつまいもが余ってる方や食べ方にマンネリしている方も。ぜお試しください!

◎Instagramにて薬膳や料理教室について発信中です。

齋藤菜々子 Instagram: @nanako.yakuzen

☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。

 

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働く女子の簡単セルフケア朝ごはん

薬膳に詳しい料理家さんに教わる、忙しい朝でもできる「セルフケア」朝ごはんレシピ♪
Written by

料理家 齋藤菜々子

料理家・国際中医薬膳師

IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。アシスタントの傍ら、日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。
「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
著書『基本調味料で作る体にいいスープ』(2020年10月16日発売)

Instagram:@nanako.yakuzen

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