朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ～ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ～ナのカフェボンボン」の本棚は、『文学の中の家』。
『若草物語』『嵐が丘』『ジェーン・エア』『マクベス』『チャタレー夫人の恋人』など、文学作品に登場する家を紹介。物語の登場人物たちが、自分の住まいについて大いに語ります。凝った趣向のユニークな一冊をどうぞ。
『文学の中の家』
著者：スーザン・ハーラン／イラスト：ベッカ・スタッドランダー／翻訳：富原まさ江
出版社：エクスナレッジ
海外の文学作品に登場する魅力的な家。物語を彩る部屋のイメージを思い浮かべるのも読書の楽しみのひとつです。
『赤毛のアン』のグリーン・ゲイブルズ、『長くつ下のピッピ』のごたごた荘、『グレート・ギャツビー』の大豪邸……。名作の登場人物たちは、自分の住まいについてどんなふうに感じていたのでしょう。ヒロインの本音、執事やハウスキーパーの感想は？ 部屋の見どころやお気に入りのポイントをはじめ、困っていることや友人・知人の感想まで、語り手たちの打ち明け話に耳を傾けてみて。
家のスタイルは本当にさまざまです。古いお屋敷やゴシック風の邸宅、奇抜な住まい、コテージや小屋など、読者の心を惹きつけてやまない家が紹介されます。ドラキュラ伯爵のおうちまで登場します。ドラキュラのお城は「持ち家」、居住年数は「話しても信じてもらえそうにない」そうです。
ユニークなお宅拝見が海外文学の世界への入り口に。その先にはドラマチックなストーリーが待っています。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
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