今日のカフェボンボンは、『旅するアメリカ文学 名作126』。
旅するアメリカ文学126作品のブックガイド。翻訳家でエッセイストの青山南が厳選し、旅心を誘う名シーンを抜粋します。
『旅するアメリカ文学 名作126』
編:青山南/画:長崎訓子
出版社:アクセス・パブリッシング
ジャック・ケルアックの傑作『オン・ザ・ロード』に、リチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』。シビれる作品ばかりが並ぶ。ジョン・アーヴィングの処女作『熊を放つ』、ロアルド・ダールの自伝『単独飛行』……。引用の一節に心魅かれれば、絶対にその本を読みたくなる。
『コールド・マウンテン』や『荒野へ』など映画の原作も。『オン・ザ・ロード』の映画版は、昨年話題になりましたね。サム・シェパードのエッセイ『モーテル・クロニクルズ』。ヴィム・ヴェンダース監督は、この作品に触発されて、映画『パリ・テキサス』を撮ったそうです。
アメリカ文学は映画と分ちがたく結びついていて、ロード・ムービーのスクリーンの風景と重なり合う。探検、移動、逃亡、ロード・トリップ。アメリカ文学の根底に流れる“旅”を実感します。
心の地図を広げて、本の世界を旅したい。
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>