今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『赤毛のアン』の幸福論。
『赤毛のアン』を読むとなぜ温かい気持ちに包まれるのか。物語に隠された「幸福」とは? 脳科学者の茂木健一郎さんが愛する作品を深く読み解きます。
『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』
著者:茂木健一郎
出版社:講談社
『赤毛のアン』は茂木先生の愛読書。小学生のときに出会いたちまち夢中になった。大人になっても『赤毛のアン』のための場所が心の中にずっとある。
そのなかで先生が気づいたのは、この物語には人として「幸福になる方法」が書かれているということ。「欠点だらけの自分の人生を愛するために」何をすればよいのかをアンが教えてくれる。
先生はアンをとてもぎこちない存在だという。赤毛でやせっぽちの孤児であることにコンプレックスを抱いている。癇癪もちでもある。一方で、豊かな想像力と鋭い感性で人を魅了する少女アン・シャーリー。
ぎこちないからこそ生き生きとしている。そんな不器用なアンのひたむきな生き方が、やがて幸福を見つける鍵となっていきます。
不器用でいい、等身大のままの自分でいい、みんなちがっていい……。赤毛のアンに共感しながら、自分のあり方を見つめる本です。以前ご紹介した『「赤毛のアン」が教えてくれた大切なこと』もぜひどうぞ。
Love, まっこリ〜ナ
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