今日のカフェボンボンの本棚は、珠玉の対話集『こころと脳の対話』。
脳科学者の茂木健一郎と臨床心理学者の河合隼雄が語り合い、脳とこころの世界へ深くアプローチします。
『こころと脳の対話』
著者:茂木健一郎/河合隼雄
出版社:新潮社
こころと脳の対話がシンクロする。お二人のオープマインドでユーモラスな人柄もあってか、じつに楽しい会話で魂と脳科学の世界へ導いてくれる。むずかしそうな研究も身近に感じられるんです。
たとえば「恋は盲目」というけれど、これって脳科学的に正しいんですって。相手を批判的に値踏みする領域というのが前頭葉にある。恋愛中の人に恋人の写真を見せたとたん、この領域の活動がオフになると実証されているそうなんです。人間てほんとに面白い!
茂木さんが箱庭を作り、河合先生がその意味を読み解く興味深い試みも。箱庭に置かれたミニチュアのニワトリやゴリラに先生が見たものとは……?
「社会は縦糸と横糸があるから面白い」という河合先生の言葉が印象的です。ものの見方は多種多様だと知る、最高に面白い対談。世界が広がります。
Love, まっこリ〜ナ
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