4月24日:今日は「サトウキビの日」
お砂糖の原料であるサトウキビ。お砂糖になるまでには、サトウキビから絞ったジュースを煮詰めるといった工程が数回。この工程が短いのが黒砂糖で、ミネラル成分が多くカラダに優しいことは有名ですよね。
ところで最近は「糖質」「糖分」「糖類」という言葉をよく耳にしますが、「糖質ゼロ」といった商品も多いなか、何がどういいのか?わかりにくいことってありませんか?
主食だけじゃない!加工品の糖質にも要注意
最近は「糖質ゼロ」「糖質オフ」「糖質制限」などの”糖質”といった言葉や商品をよく見かけますよね。いっぽう、糖類や糖分とあらわされているものは少ないようですが、「糖質」「糖分」「糖類」は、次のように分けられているようです。
●糖質とは…炭水化物から食物繊維をのぞいたもので、でんぷん・オリゴ糖など糖全体をあらわすもの。”糖”というと、甘いイメージがありますが、米や小麦粉・芋も糖質。”糖質制限ダイエット”は、このでんぷんや甘いものを減らすことです。
●糖類とは…ブドウ糖・砂糖・果糖・乳糖、麦芽糖など甘みの原料となるもの。糖類で有名なのは、すばやく吸収されて血糖値を上げるブドウ糖です。
よく「糖類ゼロ」と表示されている食品がありますが、この場合”糖質(でんぷん)は0ではない”のだとか。これは勘違いされやすいようなので、覚えておくといいかもしれません。
●糖分とは…明らかな定義はなく、甘みの度合いを示すことに使われやすい。定義がないので「糖分を控える」は「炭水化物や糖質全体を控える」と考えるといいかも?しれません。
このように分類されるようですが、糖類と糖質はあまり使い分けていないのが現状。ちなみにごはんやパンなどの炭水化物は、「糖質」+「食物繊維」の合計をあらわしますが、糖質を炭水化物とあらわすこともあるため、栄養表示の炭水化物に糖質がふくまれていることもあるようです。
そして最近ブームの”糖質制限ダイエット”ですが、こちらはごはんやパンを減らすほか、タレやケチャップ、材料に含まれている小麦粉などにも糖質が多く含まれているため、これらの使用を減らすと効果的。
加工品や調味料などは材料に糖質が混ざっていることがあるため、パッケージに記載されている原料表示を確認するのがオススメです。
また、飲料などで”ゼロ(0)”と表示されているものですが、 これは100mlのなかに0.5g未満の場合は「0g(ゼロ)」と表示することができ、糖質が一定量以下の場合は「オフ」や「カット」「低」といった言葉を使うようです。
このように素材だけではなく、加工品のなかに含まれていることも多い”糖”。ダイエットのほか、健康を維持していくためにも、栄養を学ぶって大切かもしれませんね♪
「サトウキビの日」とは?
4月の第4日曜日に沖縄各地の優秀なさとうきびの審査があり、沖縄県さとうきび競作会の表彰式等が行われることから、1977年に「4月の第4日曜はサトウキビの日」と沖縄県糖業振興協会 により制定された。