2月20日:今日は「アレルギー日」
最近は大人になってから発症するアレルギーがふえているそうです。なかでも食べ物のアレルギーは、治りにくい特徴があるのだとか。原因はさまざまですが、どうやら腸内環境とも関わりがあるようです。
ところで、腸内環境が影響をあたえるものとして、「エクオール」も今注目されているようですが、みなさんはこのエクオールって知っていますか?
1日1パックの納豆がエクオールのもとに!
エクオールとは、大豆イソフラボンをもとに、腸内細菌のチカラでつくられる、女性ホルモンと似たはたらきをする成分。スーパーイソフラボンともいわれ、更年期の症状を和らげたり、シワやシミの改善に効果があるといわれています。
大豆イソフラボンが「女性ホルモンに似たはたらきをする」ことは有名ですが、このイソフラボンが、おなかの中で腸内細菌と結びつくと、エクオールに進化してパワーアップするのですね。
このエクオールは、イソフラボンから作られるだけあって、女性ホルモン似の働きはウルトラ級。シワを改善したり、更年期の症状を和らげてくれるほか、エクオールを作れる人は、月経前症候群(PMS)が少ないというデータもあるそうですよ。
では、どうしたらエクオールがしっかり作れるの?というギモン。
それには「毎日の食事に大豆製品をとりいれる」といいんですって。納豆なら1パック・豆腐なら半丁を目安に、毎日食べるとエクオールが作られやすくなるそうです。
そしてもう1つ、食物繊維や発酵食品をとり、腸内環境をととのえておくこともポイントなのだとか。
エクオールになるために必要な腸内細菌は、「エクオール産生菌」といわれるものだけ。このお目当ての菌と結びつくためには、お腹のなかをキレイにととのえておく必要なのですね。「おなかの中の断捨離」、これはキーポイントかも!?
でも、なかにはエクオール産生菌がいないために、エクオールが作れないこともあるようです。データによると、日本人の2人に1人はエクオールが作れないのだとか。
エクオールが作れる体質かどうかは、医療機関のほか、検査キットで調べる方法も。通販の検査キットの場合、費用は4,000円ほど。採尿して郵送すると、10日くらいでで結果がでるようなので、気になる場合はチェックしてみるといいかもしれません。
女性は更年期を迎えるころから、病気のリスクがあがるそうですが、エクオールはこのリスクを減らすることにもつながるといわれています。
そして、エクオールは”女性限定”のように思いがちですが、じつは男性にも耳よりの情報があるんです。
エクオールが作られる体質は、男性ホルモンの働きが抑えられることで、前立腺がんの予防や、薄毛の改善にも効果があるのではないかと注目されているんですって。比率は変わるものの、男女共に備わっているホルモン。今後、ますます注目されていくかもしれません。
しかし、食生活の習慣などにより、20~30代の若い人ほどエクオールが作られていない傾向も。5年10年先も若々しくあるために、今のうちから適量の大豆製品を食べて、ステキに年齢を重ねていきたいですね♪
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「アレルギー日」とは?
1966年のこの日、免疫学者の石坂公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンE(lgE)を発見したことを発表したことに由来。1995年、日本アレルギー協会により制定された。