2月18日:今日は「方言の日」
ふとした瞬間に出る、ふるさとの言葉「方言」。自分が生まれ育った地域とは異なる言葉やイントネーションをきくと、魅力的に感じることってありますよね。
そこで「方言の日」の今日は、好感度の高い「方言」をピックアップ。例えば、みなさんの故郷では「好きな気持ち」をどんな風に伝えますか?
方言には、気持ちを盛り上げる”魔法”がある?
ちょっと気になる人に言われたら思わずキュンとする、そんな胸キュンNo.1のセリフが「なんか好きになっちゃったかも」。
これを京都弁でいうと「あーあかん。なんか好きになったかもしれへん」
広島弁だと「あーいけん。好きになったかもしれんわ」
人気の高いこれらの表現。たしかに、おっとりした言い回しでこんな風に告白されたら、なんだかコチラも気持ちが盛り上がってきそうですよね。
いっぽう、インパクトがあることで有名な大阪弁。こちらは「好きやん」「好きやねん」と言われると、親しみから自然と距離が近づく感じがするのだとか。
言葉を強調することの多い大阪弁の特徴は、なんといっても説得力!「好きやねん」なんて真顔で言われたら…思わずうなづいてしまうのかも!?
お次は、語尾に「~さぁ」とつけるのが印象的な沖縄弁。おだやかな口調で「なんくるないさぁ(なんとかなるさ)」なんていわれたら、思わず”うんうん、まぁなんとかなるよね”と、納得してしまいそう。おだやかな南国では、言葉にも心をつつむ温かさがあるようですね。
そして数ある方言のなかでも、好感度が高いといわれているのが博多弁。「好いとう」など、ふんわりやわらかいニュアンスに、思わず萌え!?「どげんしたと(どうしたの)?」「なんしよーと(何してるの)?」「とっとうと(とっておく)?」といった言葉にも胸キュン♡ 人気上位にランクインする、魅力的な方言といわれていることに思わず納得です。
ちなみに女性の方言がかわいいランキングでは、1位が京都・2位が福岡・3位が大阪。男性の方言がかっこいいランキングでは、1位が東京・2位が福岡・3位が大阪。男性はおっとりした口調、女性はたのもしさに好感度が高い傾向があるのかも。
でも、言葉は、どんな方言であれ、話すタイミングやシーンによって相手の感じ方が変わるもの。自分の言葉で、気持ちを込めて伝えるのが…1番ステキかな♡
ビックリ愉快!「方言」エッセイ
『とっさの方言』
著者:小路幸也、大崎善生ほか
出版社:ポプラ社
日本全国の面白い方言を集めた『とっさの方言』。人気作家たちがつづる、愉快な方言エッセイ集です!
「方言の日」とは?
衰退しつつある奄美方言の保存・伝承のため、2007年に鹿児島県大島地区文化協会連絡協議会により制定された。この記念日の名称は、各島ごとの方言で定められている。