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『水曜日のアニメが待ち遠しい』日本のサブカルチャーはなぜフランスの若者を熱狂させるのか?

 

今日のカフェボンボンの本棚は、『水曜日のアニメが待ち遠しい』

フランス人から見た日本のサブカルチャーの魅力とは? 幼い頃から日本のアニメに夢中だった日本史学を研究する自称オタクのフランス人が解き明かします。

20160105
水曜日のアニメが待ち遠しい
著者:トリスタン・ブルネ
出版社:誠文堂新光社

1970年から80年代にかけて、フランスで日本のアニメが大ヒット、子どもたちはヒーローに夢中になった。

グレンダイザー、ガッチャマン、キャプテンハーロック、聖闘士星矢、北斗の拳、キャプテン翼……。日本のアニメ放送のある水曜日は、一日中テレビにかじりついていた。

はるか遠くの日本の物語や世界観が、なぜフランスの子どもを熱狂させたのか。子どもたちが共感したのは深みのあるストーリー、そして登場人物が与える「深いメロウ」だった……。

フランスの子どもたちは、作品の舞台として描かれる日本の風景や暮らしにも親しみを覚えていたそうです。例えば日本の制服や学校の部活にも。

著者が初来日したとき、耳に飛び込んできた「カンカンカン」という音。それは幼い頃に慣れ親しんだ日本のアニメで流れていた音だと気づく。東京で初めて聞く踏切の音に強烈な懐かしさを感じたというエピソードが感慨深い。

Love, まっこリ〜ナ

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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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