今日のカフェボンボンの本棚は、日曜日の絵本。
まもなく公開のアニメーション映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』のカラーアートを楽しめる絵本。新しい王子さまと出会えます。
星の王子さまの愛に満ちた深い物語は、読むたびに大切なことを教えてくれる。でも本を閉じたあとは心が痛くなって、いつまでもチクチク残る。王子さまに会いたくてまた物語を読み返す。砂漠の真ん中でもう一度出会えるように。
この絵本の王子さまは、ちょっとワイルドな男の子。斬新な訳と美しいカラーアートが織りなす世界は、いままで親しんできた物語とはひと味違います。
羊の絵を描いてくれってば……
これって羊じゃないね、山羊じゃん。角があるし……
だっておれんちって、すごくちっちゃいから……
王子さまの口調は驚くほどストレート! 小生意気な王子さまのこと、飛行士のぼくは「ちび王子」って呼ぶんです。
翻訳はエイミー・ベンダーの『燃えるスカートの少女』や『私自身の見えない徴』の訳などで知られる菅啓次郎氏。サン=テグジュペリのファンタジックな物語をゆっくり楽しんで!
『星の王子さま 完訳絵本』
著者:サン=テグジュペリ/訳:菅啓次郎
出版社:KADOKAWA
イマジネーションが広がる日曜日。
一冊の素敵な絵本と出会ったら、いつもと少しだけ違う月曜日が始まります。
楽しい休日を。
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
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