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ひまわりのように美しく、情熱的に生きた女優・夏目雅子ふたたび

 

今日のカフェボンボンの本棚は、『優日雅(ゆうにちが)』
没後30年。女優の夏目雅子さんの素顔がよみがえる一冊です。

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優日雅(ゆうにちが)
著者:森英介、小達スエ
出版社:実業之日本社

結婚は 夢の続きや ひな祭り

これは夏目さんが詠んだ俳句。愛する人とようやく結ばれる喜びにあふれています。「時雨れてよ 足元が歪む ほどに」、「夏めきし 青蚊帳の肌 なまめいて」。若い頃から作り始めた俳句は、型にはまることなく奔放で大胆です。

本書は、彼女が残した俳句を詠み解くとともに、交流があった人たちの証言やエピソードを豊富にまじえ、彼女が駆け抜けた人生を綴っています。

勝ち気でお茶目で色っぽい。女優の仕事も恋も、いつも必死に取り組んだ。そして、気配りの人だった雅子さん。裏表の全くない人でもありました。輝くように美しい笑顔そのままに、素顔も本当に素敵な人だったんですね。

間断の 音なき空に 星花火

これは、彼女が亡くなる40日前に、入院先の病室から神宮の花火大会を詠んだ句です。結婚した翌年のことでした。星花火(ほしはなび)、この美しい言葉は、夏目雅子さんがその時に作った造語だそうです。

*こちらの本『日本の美しい女』もおすすめです。

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*今夜11月15日(土)午後7時から、BSフジで夏目雅子さんの特集番組が放送されます。

Love, まっこリ〜ナ

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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