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斬新すぎる『走れメロス』人気作家が古典を現代のストーリーに変換!

 

今日のカフェボンボンの本棚は、『新釈 走れメロス 他四篇』

人気作家・森見登美彦が描く現代のメロスとは? 太宰治、森鴎外、芥川龍之介らの古典的名作を現代に書き換えた連作短篇集です。

20151024
新釈 走れメロス 他四篇
著者:森見登美彦
出版社:KADOKAWA

森見登美彦のメロスは、京都のぐうたら大学生・茅野史郎(めのしろう)。舞台が古代ギリシアから現代の京都に移っただけじゃない。

友人のために命がけでひた走る精悍なメロスとちゃらんぽらんの芽野はイメージが違いすぎ! でもこれが森見流です。

学園祭のお祭り騒ぎのなか、ギリシアも友情もそっちのけ。でも、現代のメロスも走るんです。河原町通、新京極のアーケード、地下道を、京都の町じゅうを駆け抜ける。この疾走感あふれるシーンがすごくいい。

芥川龍之介の「藪の中」は、学生映画サークル内の恋愛ストーリーに変換。京都の老舗カフェ新進堂も登場します。斬新で奇想天外な森見ワールドを楽しんで!

Love, まっこリ〜ナ

*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/author/14/

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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