こんにちは!キレイナビ代表・美容家の飯塚美香です。
仕事で疲れていたり、お酒を飲み過ぎると、帰宅後にメイクも落とさずにソファで朝まで寝てしまう・・・。そんな『美容のしくじり』をしてしまうことはありませんか?1回メイクをしたまま朝まで寝てしまうと、肌は10日歳を取ると言われています。そんなしくじった朝は、急いで緊急ケアをしてお肌を復活させましょう!
『メイクしたまま』がシワ、シミ、くすみの原因に
朝いくら時間をかけてキレイにメイクをしても、時間が経つにつれ、だんだんと皮脂が浮いてきます。そして、ファンデーションには排気ガスやほこりなど、目には見えない汚れが付着していきます。また、化粧品自体も酸化していくため、夜になる頃にはメイクをしていることが肌への大きな負担に。帰宅後はすぐにメイクを落とすことが理想ですが、それを怠り朝まで放置してしまうと、皮脂や汚れ、酸化した化粧品を長時間肌に乗せたままでいることになります。そして、恐ろしいことに微生物や細菌の温床となってしまう場合も・・・。その結果肌は疲れ果て、乾燥し、シワやシミ、吹き出物やくすみの原因となってしまいます。
朝風呂でくすみ・むくみをスッキリ!
メイクをしたまま寝てしまった朝は、鏡に写る自分のやつれた顔に愕然とします・・・。すぐにメイクを落とし、スキンケアをしても冴えない表情のまま。再びメイクをしても当然うまくのらず、その日1日の気分がどんよりしてしまいます。そんな時の緊急ケア方法の一つが、朝風呂に入ること。湯船に浸かって温まりながら、蒸しタオルを顔に乗せたり、マッサージをしたり、足の裏全体を指で押すのも効果的。全身の血液の巡りをよくすると、顔のくすみ、むくみが解消されて気分もスッキリします。シャワーを浴びる時間しかない場合は、脇の下、鼠蹊部、膝の裏、首の後ろなどリンパの流れる部分を集中的にシャワーで温めましょう。
夜にするはずだったスキンケアを、朝に!
夜にスキンケアをせずに寝てしまうのですから、肌は超乾燥状態になっています。緊急ケア方法の二つ目が、夜に行うはずだったスキンケアを朝にすること。夜につけるはずだった美容液やクリームを付けたり、パックをしたりして、夜の分のお手入れを朝にしてしまいます。乾ききった肌に、化粧水や美容液などでたっぷりと水分と美容成分を入れてあげましょう。最後にはクリームで蓋をし、目元にはアイクリームやアイジェルを丁寧につけてシワを予防。手間をかけてスキンケアをすると、肌はちゃんと復活してくれます。ただ、紫外線に当たるとよくない夜専用の化粧品は朝使わないようにご注意を。
すっぴんorナチュラルメイクで過ごす
メイクをし続けて肌が疲れている時は、すっぴんで過ごして休ませてあげるのがベスト。それが難しい場合はなるべく肌に負担のかからないナチュラルメイクにしておきましょう。重たいリキッドファンデーションは避けて、気になる部分だけコンシーラーでカバーしたら軽いパウダーを薄く付けます。アイメイクは最低限のアイテムを使うのみにとどめておきたいですね。メイクを落とさずに寝てしまうということは、体が疲れている証拠ですので、早めに寝て元気を取り戻すことも大切です。
一番いいのはどんなに疲れていても、お酒を飲み過ぎても必ずメイクを落として寝ること。玄関にふき取りタイプのクレンジングシートを置いておいて、帰宅後すぐにメイクが落とせるようにしておくのも一つの方法です。