10月6日:今日は「役所改革の日」
地方議員でありマツキヨの創業者でもある松本清氏が議員時代、役所に設置した「すぐやる課」。できる事はすぐやるという行動力は、市民から大きな支持をえるとともにその動きは全国にも広まり、人々の意識改革のキッカケにまでなったそうです。私たちは忙しい日常のなかで、つい後回しにしてしまうことがありますが、心のブレーキを少しゆるめることで、思いのほかスムーズに改善することができるそうです。これには脳の働きも関係しているようですが、どんなことを心がけたら行動力を育てることができるのでしょう?
ヤル気を出すにはごほうびをめざしてスタートする
物事を後まわしにするとき、時間がなかったりやりたくないことを理由にすることはありませんか?でも、「後まわしにすることでデメリットになる可能性があるから先に片付けておこう!」「これをしたらこんな楽しい気持ちになる!」など、危機感や期待感へ想像をふくらませてポジティブな方向にかえることで、スムーズに行動できるようになるのだそうです。
脳科学者・茂木健一郎さんによると、すぐ行動できる人とそうでない人は脳に違いがあり、ものごとを先のばしにしてしまう人は、脳の前頭葉に抑制がきいてしまっている状態なのだとか。これを改善するためには、やることをゲームのように考え「これは10分で終わらせてみよう」「この作業が終わったら休憩タイムにしよう」という遊びゴコロをもつことで、脳が刺激されて行動力や集中力をアップするのだそうです。この「すぐやる脳」のしくみは、ゴールを決めてスタートしたら、ごほうびで満足感を得ることがポイントになるので、目標を達成したあとに自分を喜ばせるテーマを決めておくことが大切ですが、小さなことや単純作業でも効果があるそうなので、ちょっとしたご褒美を用意して毎日の習慣にしてみるのもいいかもしれませんね。また「今日は1カ所掃除できたから次は2カ所がんばってみよう!」というように、自己ベストを更新することで達成感を感じていく方法も効果的なようです。
脳にストップがかかって行動できないタイプの人は、物事を深く考えるまじめな人や、いろんなことをいっぺんに片付けてしまったり、誰かの指示で動くといった感覚をもっていることがおおく、これらを改善することも「すぐやる脳」を育てるのに効果的なようです。別の見方をするとこのようなまじめさをもっている人は、自身のゲームに変えて楽しみながら行動することができれば、もちまえの熱心さと眠っていた能力がすごいスピードで育ち、「すぐやる脳」がより速く成長するのではないでしょうか。ニガテだと思っていたことも、小さな成功がきっかけで得意にかわることもありますよね。今日は後まわしにしていたことを何か1つ、ゲーム感覚で片付けることができる日になるといいですね。
まず行動!朝読書で「朝活」をはじめてみよう
1日のはじまりである「朝」は、新鮮な気持ちになって、やる気がおきやすい時間帯。特に、寝苦しい暑さが過ぎ、眠りの質が高まる「秋」は、目覚めがスッキリ、早起きしやすく、朝活に最適!気になっていた朝活を、気軽に「朝読書」でスタートしてみては?その魅力をご紹介します!
「役所改革の日」とは?
1969年のこの日、千葉県松戸市役所に「すぐやる課」ができた。当時の松本清市長の発案で設置され、「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」をモットーに、役所の縦割り行政では対応できない仕事に、すぐ出動してすぐに処理をし、市民の好評を得た。この松本清さんはドラッグストア「マツモトキヨシ」の創業者でもある。