今日のカフェボンボンの本棚は、『似ていることば』。
大人気シリーズ『目でみることば』の姉妹編。似ているものやことばの違いが一目瞭然！ ことばの面白さに目覚める写真集です。
『似ていることば』
著者：文：おかべたかし／写真：山出高士
出版社：東京書籍
ことばが似ているもの、形が似ているもの。これどっちだっけといつも迷いつつ怪しみつつ、今までそっとしといたことば、ありませんか？
この本に登場するのは38組の似た者同士。カレイとヒラメ、卵と玉子、あんみつとみつ豆。街と町、陰と影、丸いと円い、絞ると搾る……。似ているものたちの境目はどこにあるのだろう。
写真の見せ方、撮り方が絶妙。ただ違いがわかるだけじゃない。それぞれのことばのうしろにある小さな物語が見えてくる。
明らむ：朝日に明らむ夜明けの空を、階段の下から見上げて。
赤らむ：夕日に赤らむ空は、階段下の商店街をほんのり染めて。
東京谷中の名所「夕焼けだんだん」。下町の風景にこの二つのことばがよく似合います。
似たもの同士の「朝時間」は、サンデーとパフェ。
写真に漂う生活感やとぼけた味も楽しい本です。ことばの姿を写真に収めたこちらの２冊もぜひ。
＊『目でみることば』
＊『目でみることば２』
Love, まっこリ〜ナ
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