今日のカフェボンボンは、井上雄彦の『リアル』。
現在、第13巻まで発売中です。
『リアル』は「車いすバスケの話」と言われることが多いけど、このひと言をきくたび、確かにそう、でも違うとも思う。
井上雄彦が『リアル』で克明に描くのは、主人公たちが車いすバスケットにたどり着くまでの長い道のり、そこから始まる新たな挑戦、その先へと続く道。決して車いすバスケだけの物語にとどまらない。それは今を生きるということ。
戸川清春19歳、野宮朋美18歳、高橋久信18歳。まだ『リアル』を読んだことがないという方には、この名前だけを。
『スラムダンク』に比べると重苦しくて最初は戸惑うかもしれません。でも、登場人物の背景がわかってくるにつれ俄然面白くなる。野宮は『スラムダンク』の桜木花道にちょっと似てるし。
私が好きなセリフはこれ! 戸川清春のことば。
俺はまだ登っていける…!!
いま欲しいのは、自分のなかのリアル。
読んだらきっと、なにかが変わると思う!
『リアル 13』
著者:井上雄彦
出版社:集英社
Love, まっこリ〜ナ