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今日のカフェボンボンは、文庫新刊『現代語訳 竹取物語』

かぐや姫が川端康成の現代語訳でよみがえります。昨日のメニュー『絵のない絵本』に続き、月を巡る物語をお届けします。

20140131

現代語訳 竹取物語
訳者:川端康成
出版社:河出書房新社

子どもの頃、おとぎ話の中でもとくに好きだったかぐや姫。竹から生まれ、すくすく成長して美しい姫となり、男たちとあれこれあって、最後は月へ帰っていく。

こんな奇想天外なストーリーをすんなり受け入れてた。絵本のさし絵も覚えてる。光輝く竹、月を眺める姫の姿が今も浮かびます。

浦島太郎や桃太郎、鶴の恩返しもそうだけれど、いったん見たら忘れられない強烈なシーンが展開する。子どもはそのインパクトの強さに魅きつけられるのかも。「発端、事件、葛藤、結末の四つがちゃんとそろっている」。竹取物語をこう評した川端康成の言葉にも通じます。

優れた小説として日本最古の物語を訳した川端康成。ストーリーの面白さ、物語に漂うおかしさや悲哀を、美しく簡潔な日本語でお楽しみください。

よい週末を!
Love, まっこリ〜ナ

 

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Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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