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アンデルセンの『絵のない絵本』

 

今日のカフェボンボンは、『絵のない絵本』
アンデルセンの詩情あふれる名作です。

20140130

絵のない絵本
著者:アンデルセン/訳:矢崎源九郎
出版社:新潮社

貧しい絵描きの若者が、屋根裏部屋に暮らしています。さびしい若者のたったひとりの友だちは月でした。「わたしの話すことを、絵におかきなさい」。月は毎晩やってきて、あちこちで見たことを話してくれた……。

インドのガンジス河、アフリカの砂漠、グリーンランドのオーロラ、ローマの皇帝宮、スウェーデンの僧院、中国の寺。異国の地のエキゾチックな情景が美しく浮かび上がる。

一生旅をしてさすらったアンデルセン。本書の話の多くが彼自身の体験に基づいているそうです。

今年のカフェボンボンのキーワードは「旅」。『絵のない絵本』も一種の旅物語だと思う。

月が夜ごと語った三十三夜。私は、いつも第一夜からではなく、そのときどきの気まぐれで、月の話に耳を傾けています。

Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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