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美しくて恐ろしいイタリアのおとぎ話

 

今日のカフェボンボンは、『カナリア王子』

安野光雅さんの挿し絵が楽しい、イタリアのおとぎ話です。

雨降りの日には明るく奇想天外な物語がおすすめ!
イタリアの陽光を心に感じてくださいね。

20130613

カナリア王子 イタリアのむかしばなし
著者:イタロ・カルヴィーノ/画:安野光雅/訳:安藤美紀夫
出版社:福音館書店

「民話の宝庫」ともよばれるイタリア。さまざまな風土が混じり合い、多彩な昔話が生まれたそうです。イタリアを代表する作家イタロ・カルヴィーノが、国中を旅しながら二百もの民話を集め再話しました。

本書は、その中からとくに印象的な物語七編を厳選したもの。カナリアに変わる王子や太陽のむすめ、トカゲの妖精など変幻自在、ファンタジックな世界が繰り広げられます。

「サルの宮殿」は、お妃を探しに旅に出た王子が、サルの花嫁を連れて帰るという話。森の中の輝く宮殿で、王子がサルたちのもてなしを受けるシーンは、不思議な静けさと美しさに満ちています。

あっと驚く展開のおとぎ話を堪能してください!

以前ご紹介したカルヴィーノの傑作短編集『魔法の庭』もぜひどうぞ。

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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