今日のカフェボンボンは、『豊川悦司 蜷川実花』。
大ヒット上映中の映画『プラチナデータ』に出演の豊川悦司。フォトグラファーで映画監督の蜷川実花が、俳優・豊川悦司を撮った。
彼の生まれ故郷、大阪を舞台にした写真は、親密な気配と熱い空気に満ちている。トヨエツの放つオーラと旅の高揚感が一体となった写真集です。
『豊川悦司 蜷川実花』
出演・文:豊川悦司/撮影・構成:蜷川実花
発売元:学研マーケティング
本書は、51歳になったばかりの豊川悦司、初の写真集。こんなことを言うのもおこがましいけど、本当に年とともにいい男になるひと。仕事のキャリアや人間性が、表情やたたずまいに深みを与えていく。
強い視線でじっと見つめられたら、こっちおいでと手招きされたら、どうしたらいいんでしょう……?
そっと手を伸ばして心の奥をのぞきたい。蜷川実花さんもそんな気持ちでシャッターを押したんじゃないかなあ、きっとね。
トヨエツには大阪の街がよく似合う。天王寺動物園、新世界、夜の繁華街を何かを探すようにさまよい続ける。ちょっとお酒が入ったやさしい笑顔を見ていたら、映画の中の大好きな場面を思い出しました。彼が尾崎豊の『ダンスホール』をカラオケで歌う、とってもいいシーン。寺島しのぶ主演の『やわらかい生活』です。
豊川悦司の「朝時間」は、ホテルの一室で迎えた朝。
枕に顔をうずめたまま、まだ半分眠ってる。
Love, まっこリ〜ナ