この連載では、朝活コミュニティ「朝キャリ」のみなさんに、朝の時間の楽しみ方や、朝活をして変わったこと、取り組んでいるチャレンジをご紹介いただきます!
おはようございます。朝キャリメンバーの土田香菜です。
私は医師としてクリニック経営17年目になります。
順風満帆だと思われることも多いのですが、実は数年前、キャリアが途絶えてしまいそうな大きな試練がありました。
誠実に向き合っていたのに…突然のキャリア停滞

「来月から勤務は必要ありません」
長く勤めたクリニックから突然告げられた言葉に、私は目の前が真っ暗になりました。
患者さんに誠実に向き合ってきたはずなのに、自分の仕事は評価されていなかったと悲しみがこみ上げ、頭の中はネガティブな感情でいっぱいになってしまいました。
汗と一緒にモヤモヤをデトックス

愚痴や不満でいっぱいでしたが、そんな自分に嫌気がさし「この負のエネルギーを前向きに変えたい」と思いました。
そこで私が始めたのは、朝の暗闇エクササイズです。
音楽に合わせてスタジオで無心に体を動かします。音楽の世界観に浸り、大量の汗をかくと、心の中に溜まっていた不安が体外へ流れ出していくような感覚がありました。
運動を終える頃には頭の中がリセットされ、まるで心の掃除をしたような爽快感に包まれたのです。
医学的にも「無心」は効果大

医学的に見ても、この「無心」の状態には理由があります。
運動中、脳内では「内因性カンナビノイド」という物質が分泌されます。 サンスクリット語で至福を意味する言葉に由来するこの成分は、強い不安を鎮める作用があります。
激しいリズムの中でこの物質が溢れ出すとき、心にこびりついたストレスという汚れが、内側から剥がれ落ちていくのです。
心を整えると景色が変わる

状況が変わったわけではありませんでしたが、運動をすることで、クリアな頭で「今できること」に集中できるようになりました。
不満を言うことは簡単ですが、それでは何も変わらない。大事なのは、そこからどう動くか。
朝の運動で心を整理して、仕事への向き合い方を変えていきました。研修医のときのように外来診察を学びなおし、新しい手術にも挑戦しました。結果、職場で多くの人たちに助けてもらうことになり、解雇は撤回されました。
朝こそ「余白」を意識する

今、こうして歩みを進められているのは、支えてくれた方々のおかげであり、感謝しかありません。
そして、あの苦しい時期を乗り越えられたのは、朝の運動で心身をデトックスし、自分に「余白」を作れたからだと思っています。
トラブルという事実は変えられないけれど、心に余白があれば、その捉え方は変えられます。捉え方が変われば、行動が変わり、やがて未来が変わります。
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もし今、あなたがモヤモヤしているのなら、まずは朝の時間を自分のために使ってみませんか。汗を流し、心に余白が生まれたとき、きっと新しい一歩を踏み出す勇気を持てるようになります。
土田香菜さんプロフィール

医師/眼科専門医/クリニック経営17年目/医療経営者マネジメント層特化型パーソナルコーチ/ 共感力を活かした伴走型サポートが強み。心理的安全性のある子育て中の女性が働きやすい職場づくりに精通。YOHAKUNO-BI代表。余白をもち、ご機嫌な毎日をすごす生き方を提案。
土田香菜さんのnote :https://note.com/drkanakana


