おはようございます。
Total Life Harmonist/手帳と暮らしを整える専門家のかなころです。
6月。今年も、もうすぐ半分のところまで来ました。
……早くないですか。
ついこの前、新しい手帳をひらいて、「今年はどんな1年になるかな」なんて思っていたはずなのに、気づけば上半期が終わろうとしています。
この時期になると、「一度、ここまでを振り返っておきたいな」と思う方も多いのではないでしょうか。
でも、いざ振り返ろうとすると、
「何を書けばいいの?」
「できたことを探せばいいの?」
「そもそも、振り返りってどうやるの?」
と、急に手が止まってしまうことがあります。
半年分のことをいきなりぎゅっとまとめようとするのは、なかなか難しいですよね。
私も、頭の中だけで上半期を振り返ろうとすると、だいたい「ま、いろいろあったよね」で終わってしまいます。
いやいや、本当にいろいろあったのですよ?
でも、「いろいろあった」のひと言で片づけてしまうには、毎日はもう少し細かくて、いろんな選択をして、いろんなことを想って、いろんなことに心を使って……そうして自分が過ごしてきた時間だったはず。
そんなときに、ひらくのが手帳です。
手帳には、予定だけではなく、その日どこへ行ったのか、誰と会ったのか、何に時間を使っていたのか。
そして今の自分が、どの日にもう一度目を留めるのか。その手がかりが残っています。
今回は、振り返りがわからない、苦手な方にも試していただきたい、手帳を使った上半期の振り返り方をご紹介します。
【1】振り返りは書く前に「読む」ことから
振り返りというと、「上半期にできたこと」や「下半期の目標」を書き始めるイメージがあるかもしれません。
でも私はまず書く前に、手帳を読みます。
読書ならぬ、「読帳」(どくちょう)です。
1月から6月までの自分の手帳を、本を読むように、ぱらぱらとめくっていきます。
予定がぎゅっと詰まっている日。
ほとんど何も書いていない日。
仕事の予定が続いていた時期。
家族のことで動いていた日。
誰かと会った日。
病院へ行った日。
楽しみにしていたお出かけの日。
なんにもできなかった日。
いろんな日々をどんな気持ちで、どんな言葉で、どんな想いで過ごしたのか。自分の生きてきた人生の本のように見えてくるかも。
このときに大切なのは、「ちゃんと書けていたか・書けていなかったか」と【採点】しないこと。
読帳は、手帳の出来栄えを確認する時間ではありません。
「ああ、この半年、私はこんなふうに過ごしてきたんだな」と、ここまでの日々をもう一度、読みに行く時間です。
手帳に空白が多かったとしても
「私の手帳、振り返れるほど書いていないかも」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
でも、空白が多いからといって、振り返りができないわけではありません。
書いてある日を読むことだけが、読帳ではないからです。
手帳をめくって、空白が続いているページを見たとき、今の自分は何を感じるでしょうか。
書きたかったけれど、書けなかった。
手帳に向かうより、毎日を回すことで精いっぱいだった。
書こうと思っていたけれど、面倒になってそのまま閉じてしまった。
空白を見て、少し寂しいと思った。
反対に、今はそれも責めなくていいと思えた。
どんな気持ちを強く感じたでしょうか。
空白だった手帳を見た今の自分が、下半期は手帳とどんなふうに付き合っていきたいのか。
それを考えてみることも、ちゃんとした振り返りです。
【2】目が止まった“日”に、印をつける

手帳に予定や言葉が残っている方は、読帳しながら「目が止まった日」を見つけます。
「この日、楽しかったな」
「この日は、よく動いていたな」
「この頃は、ちょっとしんどかったな」
「この予定、すごく楽しみにしていたな」
「理由はうまく言えないけれど、この日はなんだか気になるな」
そんなふうに、気持ちが動くような日があったら、その日付のそばに印をつけます。
私は今回、ドットペンでぽんと印をつけました。
【3】印をつけた日を、月ごとに書き出す
目が止まった日に印をつけたら、次は、その日を月ごとに書き出していきます。
私は今回、無印良品の「書きこめるしおり インデックス付」を使いました。

1月、2月、3月……と、ひと月に1枚ずつこのしおりに「しるしをつけた日」と、「その日の目に留まったこと」を短く書いていきます。
たとえばこんな感じ。

目が止まった日を、ひと月ずつ集めてみる。
手帳の中では離れていた日々が、1枚のしおりの上に並んでいくと、その月の空気が少しずつ見えてきます。
「この月、病院の予定が多かったんだな」
「人に会った日を、私はたくさん選んでいるな」
「忙しかったけれど、楽しい予定もちゃんとあったな」……など、
1日ずつの予定だけでは気づかなかったことが、並べてみることで、少しずつわかってきます。
書きこめるしおりなら、書いたあとも、そのまま手帳に挟んでおけるのもうれしいところ。
振り返って見つけた言葉が、手帳とは別の場所へ行ってしまうのではなく、ここまでの日々を過ごしてきた手帳の中に、そのまま残ります。
空白が多かった方は、しおりに「今感じたこと」を書く
もし、手帳をめくっても空白が多く、印をつけたい日がほとんど見つからなかったら。
月ごとのしおりには、出来事ではなく、空白を見た今の自分の気持ちを書きます。
たとえば、
1月|書こうと思っていたけれど、毎日を回すだけで精いっぱいだった
2月|手帳を開く気力がなかったのかもしれない
3月|空白を見たら、少し寂しいと思った
4月|予定だけでも残しておけばよかったと思った
5月|書けていないけれど、今は責めたくない
6月|下半期は、書ける日にひとこと残したい
というように。
その月の空白を見たとき、今の自分がどんなふうに感じたのか。
これから手帳とどんなふうに付き合っていきたいと思ったのか。
それを書いておく。
手帳にたくさん書けていた人も、ほとんど書けなかった人も、今ここから、自分の半年を見つめることはできます。
【4】「この月は、こんな月だった」と書いてみる

月ごとのしおりができたら、今度はそのしおりを見ながら、手帳の中にあるフリーページへまとめていきます。
フリーページがない場合は、この際、専用のノートを用意してもいいですね。
書くのは、
「1月は、こんな月だったな」
「2月は、こんな月だったな」
という、ひと月ごとの振り返りです。
いきなり半年をひとことでまとめるのは難しくても、1ヶ月ずつなら、ぐっと書きやすくなります。
予定や言葉が残っていた方なら、
1月|体調を気にしながら、少しずつ整え直していた月
2月|慌ただしい中でも、楽しいことをちゃんと選べていた月
3月|人とのつながりや、ことばの力を感じていた月
というように。
空白が多かった方なら、
1月|手帳を書く余裕より、毎日を過ごすことを優先していた月
2月|書きたい気持ちはあったけれど、なかなか開けなかった月
3月|空白を見て、少しだけ手帳に戻りたいと思えた月
というように書いてもいい。
ここで大事なのは、「無理に前向きな言葉にしない」こと。
体調が悪かった月は、体調が悪かった月として。
思うように動けなかった月は、そういう月として。
書けなかった月は、書けなかった自分を見たままに。
楽しいことが多かった月は、遠慮なく楽しかった月として。
振り返りは、全部を良い思い出に言い換える時間ではありません。
「この月、私はこんなふうに過ごしていたんだな」
「この月の空白を、今の私はこんなふうに感じるんだな」
と、今の自分がそのままを見て、そのまま言葉にしていくのが振り返りです。
【5】半年を見て、「下半期にもっていきたいこと」を書く

1月から6月まで、ひと月ずつ言葉にできたら、最後に半年分を続けて眺めてみます。
そこには、目標を達成できたかどうかだけでは見えない、この半年を過ごしてきた自分がいます。
体調を気にしながらも、できることをしていた自分。
誰かのために動いていた自分。
仕事に向き合っていた自分。
人に会うことで力をもらっていた自分。
楽しいと思える予定を、ちゃんと選んでいた自分。
そして、手帳に書くことよりも、目の前の毎日を過ごすことで精いっぱいだった自分もいるかもしれません。
そこまで見えてきたら最後に書くのが、「下半期にもっていきたいこと。」です。
上半期を読帳したからこそ、
「これは、これからも大切にしたいな」
「これは、先に予定に入れておきたいな」
「下半期こそ、手帳とこんなふうに付き合いたいな」
と思ったことを書いていきます。
たとえば、
人に会って話す時間を、これからも大切にしたい
体調を整えるための予定を、後回しにしない
私が楽しみにできる予定も、先に手帳に入れておく
予定が続いたあとは、休む時間も入れておく
書ける日に、ひとことだけでも残しておきたい
空白があっても、必要なときにまた手帳をひらきたい
そんなふうに。
書けていた日も、書けなかった時間も含めて、ここまでの自分を見て、この先の半年に何を持っていきたいのかを選ぶ時間です。
上半期の振り返りは、ここまでできたら十分です。
書いていた日も、空白だった時間も含めて、ここまで過ごした自分を見つめてみる。
そして、そこから思ったことを手帳に残してみてくださいね。
【おまけ】今月の手帳時間のおとも
今回の上半期の振り返りで使ったペン、呉竹のZIG CLEAN COLOR DOT。

ドットペンは、ぽんと押すだけできれいな丸い印ができたり、そのまま太字でも書けます。もう片方は細字が書けるツインペン。力の加減でドットの大きさが変えられるのもいいところ。
色もいろいろあるので、沈みがちな梅雨の時期でも気持ちを明るくしてくれます。
そしてもうひとつは、無印良品の書き込めるしおりインデックス付。

月ごとに書き出したものを、そのまま手帳に挟んで残しておけます。

6月の手帳時間のおともに、とてもおすすめです。

手帳が書けない、続かない朝に。やさしく始める「1分の手帳習慣」
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