おはようございます!朝時間.jp編集部です。
令和6年能登半島地震により被災されたみなさまに、謹んでお見舞い申し上げます。被害に遭われている皆様の安全と、被災地の一日も早い復興を心よりお祈りしております。
今、自分に何ができるのかを考えたり、あらためて防災対策の大切さを感じている方も多いのではないかと思います。朝時間.jp編集部でも話しをしたところ、互いに参考になることがあったので、今回は編集部メンバーの地震対策としてやっていることの一部を紹介いたします。
【スタッフE】貴重品の保管にひと工夫。親子で防災意識を高めるアクション!
防災リュックの常備とメンテナンス
置き場所はリビング横のウォークインクローゼットを開けてすぐ。3年前にいただいてから、中身をメンテナンスしつつ常備しています。防寒、敷物、ねじってロープにするなど、大判のストールが役に立つと聞いたことがあり、リュック上に1枚のせています。
乾パン、水、頭痛薬と整腸剤は衣替えや大掃除の時に期限をチェック。最近は100均にいろいろな防災グッズが揃っているので、良さそうなものを見つけたら購入することも。
今後追加検討しているのが、モバイルバッテリーとケーブル類。軽くてコンパクトなものを探しているところです。ただし、色々詰め込みたくなる気持ちがありつつも、「子供でも持てる重さ」を目安にしています。
貴重品の整理と保管
身分証明書やお財布、重要書類など、緊急時に持ち出したい貴重品を分類し、場所を決めて保管しています。
普段持ち歩かないものは、いくつかのポーチにまとめて取り出しやすい場所に保管(防犯上、数カ所に分けています)。一方、普段持ち歩くお財布や身分証は、帰宅後すぐにバッグから出して、必ず同じ引き出しにしまうようにしています。これは、東日本大震災をきっかけに習慣にしたこと。いかなる貴重品も持ち出せない緊急な場合をのぞき、置き場所がわかっているとさっと持ち出せるのでいざという時に役立つと思っています。
家具の転倒防止
本棚、食器棚、パントリーなど高さのある家具は、転倒防止用の安定板シートを敷き、前に倒れないよう対策しています。
また、私はよく模様替えをするのですが、寝室、子供部屋とも、ベッドの周りには高さのある家具を置かないことと、家具で窓を塞がないことを意識しています。
親子で防災アクション
昨年、小学生の娘の学校で、防災マップを作って発表するという授業がありました。災害ごとに避難場所が違うことや、住まいの近くで昔おこった水害など詳しく教えてもらって、親のほうが無頓着だったことに反省。それ以降、ハザードマップや避難場所を一緒に見たり、災害時に頼る人や行き先をリストアップしたり、散歩しながら電柱の浸水深表示板を探したり、親子で防災に備えるようになりました。
ご近所さんへのご挨拶や、町内の行事への参加など、地域との交流の大切さも伝えています。実際は想定通りにはいかないものかもしれませんが、小さな子供でも「いつ何があるかわからないんだ」「自分で考えて動かないと」という意識を持っておいてほしいなと思っています。
このたびの能登半島地震の後も、ニュースを一緒に見ては、寄付以外にもできることはないかな?と親子で話し合っています。自分を守ることだけでなく、支援すること、助け合うことも含めて防災に取り組みたいです。
【スタッフY】防災リュックの設置場所は家族みんなが分かるように。ペットにも備えを。
防災リュックの設置場所
防災リュックはいざという時に取りやすいように、目につきやすいキッチン横のパントリーに置いています。大きめのリュックに、簡易トイレのセット、防寒アイテム、100均などで揃えたグッズや電池、ライトなどを入れています。
食料は入り切らないため、別の小さいリュックに入れています。以前乾パンを子供が嫌がって食べられなかったこともあり、なるべく普段食べているものを入れるようにしています。
そのほかに、「キャンプグッズは防災で役立つ」と知人からアドバイスされたことがあるので、キャンプで役立ったアイテムは防災グッズと一緒に置いています。太陽の光で充電できるライトはとても重宝しました。
いざという時にさっと使いやすいように、家族に置き場をシェアしておくことと、誰が見ても分かるように収納するように意識しています。
カセットコンロのガスを常備
我が家はオール電化なのですが太陽光パネルを設置しているので、晴れている日は多少の電気は使用できます。ただ、停電時が夜間や天気の悪い日の場合、家の機能を使用することができません。ですので、冬に限らずカセットコンロで使用するガスをストックするようにしています。
ペットの首輪に名前と電話番号を記載しておく
我が家には室内で飼っている猫が1匹います。普段から家から出て迷子になってしまわないように、気を付けて生活をしていますが、地震などの災害時は窓ガラスが割れて逃げてしまう可能性もあります。見つけてくれた方が分かるように、首輪の内側に電話番号と名前を記載するようにしています。
今後取り入れたいのが、ネコを連れて避難する場合に備えたハーネスの着用の練習です。猫が着用を嫌がるからとこれまで避けていましたが、「急な避難が必要になったら」と改めて考えてみると準備不足であることを実感しました。避難先には猫アレルギーの方がいる可能性もあります。飼い主として責任のある行動がとれるように、避難先へ前もって確認をし災害に備えたと思います。
【スタッフS】防災ヘルメットの準備。背の高い家具を避ける。
防災リュックには手ぬぐいと折り畳み式ヘルメット
大きめのリュックに、ライトや簡易トイレ(リュックとは別で50回分も準備)、食料品(カロリーメイトやビスケット、ゼリー飲料など)、薬類、マスク、手ぬぐいなどを入れています。
手ぬぐいは防災グッズとして役立つと聞いて。タオルよりかさばらないし、水に濡らしてもすぐ乾くし、身体に巻き付けやすいので怪我した時なども使いやすいそうです。
(左は折り畳み式防災ヘルメット)
食品の賞味期限は半年以上先で忘れちゃうので、年2回の衣替えのタイミングで防災リュックの食品も確認するようにしています。専用のリュックを購入したわけでなく、自分で必要そうなものを詰めているので、今回見直してみると不足も感じたので、随時アップデートしておく必要がありますね。
こちらに昨年追加したのが、折りたためる防災ヘルメット。1Kの部屋でそんなに収納スペースが広くないので、かさばるヘルメットは躊躇してたのですが折り畳み式ならと購入しました。組み立ても紐を引っ張るだけなので簡単で、いざという時にもスムーズに使えそうです。
備蓄水やストック食品の準備
水(2L)のペットボトルを備蓄しています。防災としては1日ひとり3Lの水×3日分を用意しておくのが安心と聞いたのでそれより少し多めに。保管場所も念のためキッチンの方とリビング・寝室の2カ所にしてあり、部屋の行き来ができない状況になったときでも大丈夫なようにしています。
以前、片づけアドバイザーの石阪京子さんにご紹介いただいた「いざという時困らない「備蓄・ローリングストック」の基礎」を参考に、クローゼット内にも備蓄ゾーンをつくりました。
(ソファー下にも一部保管)
また、食材のストックとして乾麺(素麺、パスタ)やレトルト食品(カレー、パスタソース)、カップ麺とツナ缶は切らさないようにしています。日常使いもしつつ、一定数ストックしています。
リビング&寝室は腰より低い家具のみ
我が家は寝室とリビングが一緒。決して広くないので背の高い収納棚などを置きたいところですが、地震時の転倒も気になることもあり、昔から全て腰くらいまでの高さの物で揃えています。
また、耐震ジェルシートをテレビ、スピーカー、本棚、電子レンジの下などに貼り付けています。
玄関に履きやすい靴を常に出しておく
細やかなことですが、玄関には常に履きやすいスニーカー1足出しています。地震に限らず、いざという時パッと玄関から出られるようにしておくと良いと聞いたので習慣にしました。
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以上、編集部メンバーが地震対策としてやっていることをご紹介しました。この他、朝時間.jpでこれまでご紹介した防災に関連する記事はこちら。
令和6年能登半島地震 主要な支援募金窓口
以下は、被災されたみなさまのために今すぐできるアクションとして、長期復興支援が必要な被災地への寄付窓口をご案内します。
▼日本赤十字社
令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県)
▼Yahoo!ネット募金
令和6年能登半島地震 緊急支援募金
▼ふるさと納税
楽天ふるさと納税 令和6年(2024年) 1月能登半島地震寄付受付