3分あれば!心が整う、ワクワクする「朝読書」おすすめ本8選

 

おはようございます!朝時間.jp 編集部の江口です。

朝、お湯が沸くまで、トーストが焼けるまでの待ち時間。子供を送り出して、在宅ワークを始める前の数分間。出かける支度が終わった後の、ちょっとしたスキマ時間。

短いけれど貴重な「朝の数分」を、皆さんはどう過ごしていますか?スマホをみる、テレビをつける、お茶を飲む、ボーッとする…など、スキマ時間の過ごし方は人それぞれですよね。「机の上を片づける」「夜ご飯のあと一品を作る」など、家事を済ませる方もいるかもしれません。

私の場合、3分あれば、以前はほぼスマホの画面に直行。カレンダーで予定をチェックしたり、メールやSNSをチェックしたり、ニュースをみたり…でも、ちょっとしたきっかけで、最近はスマホの代わりに「本」を手に取るようになりました。

読書はある程度時間があるときにするもの…というイメージもありますが、ショートエッセイ集、レシピ本、勉強の本など、数ページめくるだけで楽しめる本もたくさんあります!

今日は、私が朝3分程度のスキマ時間に読んでいる、おすすめの本を8冊ご紹介します。

気持ちを整えたいときの2冊

まずは、朝、気持ちを整えたいときに読む2冊です。

今日を変えるヒントが見つかる!『いちからはじめる』

いちからはじめる

『いちからはじめる』 著者:松浦 弥太郎 発行:小学館

仕事、子育て、暮らし…なんとなくモヤモヤが溜まったときや、どうしよう…と悩んでいるとき。「そっか、こういう考えた方もあるのか」と気持ちが切り替えられたり、違う視点や気づきをもらえたり、背中をそっと押してもらえたり…そんな一冊が、松浦弥太郎さんの「いちからはじめる」。

いちからはじめること、行動することのメリットや、自分が変わるヒントが、松浦さんらしい穏やかな語り口で紹介されています。

最初から最後まで読んだあとは、セレンディピティを期待して、その日にパッと開いたページを読むのがおすすめ。一節が3~4ページなので、数分あればサッと読めます。

落ち混んでいるときに読むと優しく感じ、調子に乗っているときに読むとちょっと厳しく感じる…そんな、ちょっと不思議な一冊です。

心を優しく引き締めてくれる『私の台所』

私の台所

『私の台所』  著者:沢村 貞子 発行:暮しの手帖社

長年、何度も何度も読み返している、沢村貞子さんの「私の台所」。時間があるときにゆったり読むのもよいですが、こちらも1つのエッセイが短めなので、スキマ時間でも楽しめます。

タイトルに「台所」とありますが、お料理や食べ物のお話以外に、おしゃれ、人間関係、家事、仕事、幸せについて…など、テーマはいろいろ。年齢やライフステージが変化するせいか、何十年も読み続けていても読むたびに気づきや学びがあります。

そして、身が引き締まるというか、忘れていた自分にとって大事なことを思い出して、1日の始まりにすーっと心が整います。

私が特に好きなのは「ひなたの雑草」「私のお弁当」。沢村さんのように美しい暮らしも生き方も全然できそうにないけれど…これからもずっと、朝ちょこっとずつ読み続けたい一冊です。

※私が持っている『私の台所』は1981年に発行されたものです。その後、2006年6月に光文社より『わたしの台所』として刊行されているようです。

『わたしの台所』 著者:沢村 貞子 発行:光文社

週末の始まりにおすすめの3冊!

続いて、金曜日や土曜日の朝に読むことが多い3冊です。

ワクワクが高まる!『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』

歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ

『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』 著者:甲斐 みのり 発行:エクスナレッジ

ドラマ「名建築で昼食を」の1話目を観て、すぐに購入した一冊。東京の名建築と、そこで楽しめるおいしいグルメが紹介されているガイドブックのような本です。

名建築と呼ばれる建物の歴史や由来が、コンパクトな文章+素敵な写真とともに紹介されていて、眺めるだけでワクワクしてきますよ。予定の無い週末前、金曜の朝などにパラパラめくるのにピッタリ!

建築ではなく、原宿や新大久保めぐりに興味津々の小学生をワンオペ子育て中のため、週末の名建築めぐりはなかなか難しいのですが…「土日、ここ行きたい!」と思う場所や「コレ食べたい!」なメニューが見つかると、疲れが溜まった金曜日の仕事もハイテンションで乗り越えられます◎(楽しみあるって、大事!)

食べたい、観たい、が見つかる『シネマ食堂』

シネマ食堂

『シネマ食堂』 著者:飯島 奈美 発行:朝日新聞出版

映画好きさん、そして食いしん坊さんにおすすめの1冊が、「かもめ食堂」のフードスタイリングを担当した飯島奈美さんの「シネマ食堂」。飯島さんのレシピは昔から大好きで、本はもれなく持っているのですが、朝読むなら断然この本!です。

1ページに1作品、映画のあらすじと、その映画にまつわる料理のレシピが紹介されています。食べたい、または作りたいメニューだけでなく、観たい映画まで見つかるのが、週末の朝読書におすすめしたい理由。

また、邦画も洋画も、そしてあらゆるジャンルのメニューが掲載されている点も魅力!和食、イタリアン、韓国料理、そしてジャンクフードっぽいものまで幅広く紹介されているので、「おいしいものが食べたいけど、何が食べたいかわからない」「献立に変化をつけたいけど、何を作ろうかな…」という時に、「食べたい!」「作りたい!」が見つかりやすいですよ。

私のおすすめは、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の「がめ煮」、『クレイマー、クレイマー』の「フレンチトースト」、『グラン・ブルー』の「ボンゴレ・スパゲティ」です!

※「かもめ食堂」のシナモンロールのレシピも掲載されていますよ♪

間違いないレシピがたくさん!『伝言レシピ』

伝言レシピ

『伝言レシピ』 著者:高橋 みどり 発行:マガジンハウス

こちらも、朝に手に取る事が多いレシピ本。スタイリストの高橋みどりさんが、お友達やお知り合いに教えてもらったという、気楽で簡単、そしておいしいレシピが、素敵な写真と手書きの文で紹介されています。

めくると、必ず食べたいレシピに出会える便利な一冊!特におすすめは、ネギソテーと豚しゃぶ、ごまむすび。これまで何度作ったか…数え切れません。スープやおかゆ、リゾット、ご飯のお供など、朝ごはん向きのレシピもたくさん掲載されています◎。

大人の勉強におすすめの3冊

最後は、短い朝のスキマ時間に少しずつ勉強できる4冊です。

ボキャブラリーを少しずつ増やしたいなら『できる大人の語彙力2200』

勉強用の本

『できる大人の語彙力2200』 著者:福田 尚弘 発行:リベラル社

「私、ホントにボキャブラリーが少ない…」と落ち込むことが続いた時に見つけて買った文庫。これが、朝のスキマ時間読書に最適でした!

言葉、熟語、ことわざなどがレベル別に掲載されていて、パラパラめくるのにぴったり。日本語だけでなく、「リテラシー」「アウトライン」など英語由来のカタカナ語も。実際にどう使うかの例文と英訳もついているので、英語の勉強もできてしまいます。

自分が違う読み方や意味で覚えていた言葉が見つかることもよくあったりして…。学んだあと、すぐ使う場面に遭遇することもあったりして、「今朝、読んでてよかった…」と思ったことが、実は何度かあります。

気になったことわざや熟語などを、「今日どこかで使ってみよう!」と考えながら1日過ごすのも楽しいですよ。

小さな積み重ねでスキルアップ!『毎日つぶやく 英会話1秒レッスン』

『毎日つぶやく 英会話1秒レッスン』 著者:清水 建二 発行:成美堂出版

英語を身につける…とまでいきませんが、英語表現のバリエーションを増やすのにおすすめの朝読書本です。

日常でよく使われる表現が、シンプルな英語でたくさん紹介されているので、スキマ時間にぴったり。文章は、読むだけでなく、必ず口に出すようにしています◎

※朝の英会話レッスンなら、毎朝更新している朝時間.jpの連載『1日1つずつ覚えよう!朝のひとこと英語レッスン』もおすすめです!

大人でも楽しめる!『オールカラー マンガで身につく!ことわざ辞典』

ことわざ辞典

『オールカラー マンガで身につく!ことわざ辞典』 著者:青山 由紀 発行:ナツメ社

ことわざがたっぷり紹介された、マンガ付きの辞典です。これも1ページに1つずつことわざが紹介されているので、朝パラパラめくりやすいですよ。

小学生の娘向けの本ですが、この本を読み始めて、娘が日常会話の中で上手にことわざを使うことが増えて…「こりゃ負けていられぬ」と、私も読み始めました(笑)

これもパッと開いたページを読むことが多いのですが

「当たってくだけろ」「明日は明日の風がふく」「笑う門には福来たる」

など、前向きな気持ちになれることわざを目にした日は、ちょっと軽やかな気持ちで1日がスタートできます♪

***

朝読書に限りませんが、読みたい本があるときは、本棚やバッグの中に入れておくのではなく、さっと手が届く場所、見えやすい場所に置いておくのがおすすめです。

本

私は、今日ご紹介した本は、リビングとキッチンの間にあるチェストの上に置いています。よく目に入る場所、しょっちゅう通るエリアに置くと、朝に限らずちょっとしたスキマ時間にもパラッとめくれますよ。

「電車通勤がなくなり、本を読まなくなった」

「忙しくて、買ったまま読んでない本が山積み…!」

という方。ぜひ、朝3分のスキマ時間に読書を楽しんでみてください。

(コーヒーのお供にもおすすめです!)

★この連載は編集部員がリレーをしながら、隔週日曜日に更新します。次回もどうぞお楽しみに。

 

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