おはようございます。Total Life Harmonist/手帳と暮らしを整える専門家のかなころです。
今年も、もう7月。もう半年!あっという間に下半期のスタートですね。
今年が始まった1月には「今年こそはちゃんと続けよう」と思っていたのに、気づけば白紙の日が増えていたり、予定は書いたけれど、やることは消えていない。
そして、「また続かなかったな」と自分を責める。そんなふうに苦しくなっている方に、私はお伝えしたいことがあります。
手帳は、もっとゆるく、自由に書いていい。
私は手帳を13年ほど使い続けてきました。そして今は、手帳と暮らしのしつらえ(手帳時間)をお伝えする仕事をしています。
そんな私がずっと感じていることがあります。
手帳は、うまくいかない日も、何もできない日も、また自分のところへ戻ってくるための場所になるということ。今日は、私が13年手帳を続けてきて見つけた、朝の手帳時間が「心の避難所」になる理由を、下半期の始まりに書いてみようと思います。
手帳時間は、今日の自分を助けるためのもの
朝、手帳に「今日やること」をたくさん書き出す。あれもやる、これも終わらせる、連絡もする、片づけもする、仕事も進める……。
朝のその瞬間は、やらなきゃいけないことが頭の中に一気に押し寄せてくると、それを必死に出そうとして、たくさん書くこと(やること)が出てくる。
でも夜になって、半分も消せていない。いや、まったくな時も。すると、手帳に残った未完了のタスクを見て、「なんでいつもできないんだろう」とため息をついてしまう。
過去の私も、ずーっとその繰り返しでした。

ただ、今の自分には少し重すぎただけ。予定を詰め込みすぎただけ。体力や気力が足りなかっただけ。「そっか、今の私にはこれが重かったんだね」とわかっただけでも、今日を生きた十分なデータです。
手帳は、自分を責めるためのものではなく、「じゃあ明日は、これを少し減らしてみよう」と、次の日を少しラクに過ごすためのもの。だから私は、朝の手帳に書く「今日やること」を、できるだけ少なくしています。
今日、これだけは落としたくないこと。
今日の私が、これをやれたら少し安心できること。
それを、ひとつか、少しだけ。残りは全部、「できたらやること」にして、手帳にそっと預けておきます。手帳は、今日の自分を助けるための味方。そう割り切った瞬間から、手帳時間はぐっとラクになります。
ぶっちゃけ、どの手帳を使っても人生は叶う
毎年秋ごろになると、来年の手帳が出始め、「来年はどの手帳にしよう?」と迷う方も多いですよね。私も高校生の頃から、手帳沼・文房具沼の住人です。
今も、手帳やペンを前にするとわくわくします。新しい一冊を選ぶ時間は、何歳になっても楽しい。でも、プロとしての本音を言うなら。ぶっちゃけ、使う道具は何だっていい。
おしゃれな海外製の手帳でも、キャラクターもののスケジュール帳でも、コンパクトなノートでも、ずっと一途に使い続けているお気に入りの手帳でも。どの手帳を使ったって、人生はちゃんと叶います。
大事なのは、道具の正解探しではありません。
「何があっても、この場所の前でだけは、自分の本音に嘘をつかない」
そんな約束を、自分が選んだその一冊と結べるかどうか。私は、そこだと思っています。
パニック障害のどん底で、私が知ったこと
私が手帳と深く向き合うようになったのは、パニック障害で毎日のことがうまくできなくなった、13年前のことでした。
周りの人が普通にやっていることが、自分にはできない。家事、子どものこと、外出すること、人と会うこと。「あれもやらなきゃ」「これもできていない」と、焦りだけが頭の中でずっと大渋滞していました。
そんな頃、手帳に書いていたのは、立派な目標や夢ではありません。
「今、不安」「もう何もかもいやだ」
「また外に出られなかった」「でも、ごはんはつくれた」
きれいな言葉ではなかったし、前向きなことばかりでもなかったけれど、手帳に書くことで、「今日をどうにか過ごしている私」が少しずつ見えるようになりました。
前向きな夢ばかりを追いかけたから、人生が変わったのではありません。
どんなに現実がガタガタでも、手帳の上で、自分のドロドロした本音をそのまま認めてあげた。
「今、しんどいね」「苦しくて泣き叫びたくもなるよね」
「泣きたいなら泣こう」
そんなふうに、自分と地味に和解してきた。その積み重ねの先に、今の私があります。
何度も自分の本音に戻って、自分で選び直して、小さく動いて、また戻って。その繰り返しの先に、私は今の人生をつくってきました。
だからこそ、手帳は私にとって、いつだって戻ってこられる『心の避難所』なんです。

白紙の日は、ただの愛おしい「自分の時間」
手帳が白紙だと、つい「使えていない」と思ってしまいますよね。でも、白紙のページは、その日に手帳に向かう余裕がなかったり、気持ちが向かなかったり、忘れてしまうほど、夢中になっていたことがあるかもしれない。
それも含めて、そのときの自分の愛おしい時間です。
無理に空白を埋め直さなくていいし、無理に遅れを取り戻さなくてもいい。グラグラに揺れたとき、何を書けばいいかわからなくなったとき。
「またここに戻ってこよう」と思える場所として、机の上に置いてあればそれで十分です。
朝の時間に、自分の真ん中へ戻る
朝の手帳時間は、長くなくても大丈夫です。1分でもいい。予定を確認するだけでも。
「今日は不安」とひとこと書くだけでも。何も書かずに、手帳をひらくだけでも。


手帳の前では、完璧な自分を演じるのをやめて、「今日の私は、どう?」と、自分の真ん中に聞き直してみる。朝、手帳をひらいて、自分の本音に戻る。
それが、私が13年で見つけた、本当に人生を動かす手帳時間です。
おまけ|文具女子博で見つけた、今月の手帳時間のおとも
毎年、参戦している「文具女子博」。手帳や文具を選ぶ時間はやっぱり楽しく、何歳になっても心が躍ります。
「どの手帳を使っても人生は叶う」と書いたばかりですが、だからといって、文具へのときめきをガマンする必要は全くありません。
むしろ私は、朝、手帳をひらくきっかけになるような「これで書きたい」と思える一本や、机の上にあるだけで少し気分が上がるものを大切にしています。
今回のおともは文具女子博でひとめぼれして、出会った【空色万年筆・Yugure】です。


紫からオレンジへと移り変わる美しいグラデーション。
実は、これがわたしの「人生初の万年筆」になりました。
この万年筆で書く時間がこれから楽しみです。
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