この連載では、朝活コミュニティ「朝キャリ」のみなさんに、朝の時間の楽しみ方や、朝活をして変わったこと、取り組んでいるチャレンジをご紹介いただきます!

私は小学生の子供二人を育てながら、クリニックを経営していて現在16年目になります。スタッフと関わる中で、自分の機嫌が周囲に影響を与えると感じています。
誰だって、機嫌が悪そうな人よりも、機嫌が良い人の近くにいた方が、仕事もしやすいですよね。だからこそ、機嫌を整えることは、私にとって大切な「仕事のひとつ」なのです
自分の笑顔は周りに伝染する!ミラーニューロン効果

自分が笑顔でいれば、その笑顔は自然にまわりにも伝染します。これは「ミラーニューロン」の効果です。ミラーニューロンとは神経細胞の一種で、目の前の人の表情や所作を、そのまま神経系に写しとる能力を持っているのです。
とはいえ、毎日自然にご機嫌になるわけではありません。落ち込んでしまうときも、気分が晴れない日も当然あります。子育てしながら仕事をしていると、一日はあっという間に終わってしまいます。タスクをこなすことで精一杯になってイライラしてしまうこともあります。それでも、私は「自分の機嫌に責任を持つ」と決め、意識して笑顔でいる努力をしています。
その結果として、私のクリニックスタッフは明るいと患者様に言われることが多く、離職率が少なく、スタッフの平均勤続年数は平均で9年です。
オススメは、朝「ぼーっとタイム」をつくること

自分の機嫌に責任を持つために私が取り入れている朝の習慣は「ぼーっとすること」と「楽しかった出来事を思い出す」ことです。そうすると心が整っていくのを感じます。
朝、何もせず、ぼんやりと過ごします。コーヒーをゆっくり味わったり、ベランダに咲いたバラの花を摘んで、花瓶に入れて眺めたり。忙しい毎日だからこそ、この時間が心の栄養になります。
リラックスすると副交感神経が優位になり、コルチゾールというストレスホルモンが減少します。そして、心も体も癒されるのです。
朝「楽しかった出来事」を思い出そう

他にもおすすめは、楽しかった出来事を思い出して感情を味わうことです。
今の時代、誰もが忙しく、結果を出すことばかりに意識が向いています。結果が出ると、また次の結果を出すために走り始める。そうやって忙しくしていると「プロセス」を楽しむ余白が失われてしまうのです。人生の喜びは、結果を出すことだけではなく、そこに至るまでのプロセスや感情の中にも、たっぷりあるのです。
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私は今日も朝の余白時間に、楽しかったこと、嬉しかったことを思い浮べて、感情を味わいます。あなたが笑顔になれたら、きっと誰かの心にも笑顔が届きます。
土田香菜さんのプロフィール

医師/眼科専門医/ICL認定医/クリニック経営者/医療経営者・マネジメント層特化型コーチング/共感力を活かした伴走型サポートが強み。心理的安全性を大切にした経営を実践。子育て中の女性が働きやすい職場づくりに精通。
YOHAKUNO-BI代表。余白をもち、ご機嫌な毎日をすごす生き方を提案。
土田さんの公式ホームページ:https://siro.yagi3.page/kana/

朝の余白で小さな「好き」を育てる♪私がいつもご機嫌でいられる秘訣
私は医師で、医療従事者が働きやすいクリニックを作りたいという想いでクリニックを経営して16年目になります。私はよく「いつもご機嫌だね」と言われるのですが、その秘訣は「朝の…

