おはようございます。ヨガインストラクターのSAKURAです。
この公式ブログでは、理学療法士でもあるヨガインストラクターの視点からお届けできる情報を発信しています。

1. 「温まらない手足」は、自律神経のSOSかもしれません
朝、起きても手足が冷たい。靴下を履いてもなかなか温まらない…。
女性にとって“冷え”は永遠の悩みですが、この冷たさは、体温調節を担う自律神経がうまく機能していないサインかもしれません。
寒いときに血管を収縮させ、体温が奪われるのを防ぐのは自律神経の働きです。しかし、ストレスや生活リズムの乱れで交感神経が優位になりすぎると、必要以上に血管が縮こまり、末端まで血液が届きにくくなってしまいます。
理学療法士として、私たちは冷えの根本改善には、血流の「スタート地点=心臓」よりも、「最終地点」へのアプローチが重要だと考えます。それが、あなたの「足首」です。
2. 足首こそが「血流ポンプ」と「自律神経」の連動スイッチ
足首が“血流スイッチ”である理由は、二つのメカニズムにあります。
第二の心臓「ふくらはぎ」
心臓から遠い足先まで送られた血液を心臓に戻す役割を担うのが、ふくらはぎの筋肉です。
そのふくらはぎを効果的に動かすための鍵が、足首の柔軟性。足首が硬いと、ふくらはぎの筋肉をポンプとして効率よく使えず、血液の滞りが生じてしまいます。
自律神経との連動
足首を動かすことで筋ポンプ作用が働き、末端の血液循環が促進されます。この血流改善は、血管を収縮させている交感神経の過剰な緊張を和らげる効果も期待できます。
朝、足首を丁寧に動かすことは、体温調節を担う自律神経を優しく目覚めさせ、末端の血流を改善する効果があります。

3. 「足首スイッチ」を入れる簡単習慣
日常の動きの中でも意識できる、シンプルな習慣で足首のポンプ機能を覚醒させましょう。
【1】足首と脛(すね)の連動を感じる
椅子に座り、かかとを床につけたまま、つま先だけをゆっくり持ち上げ、ゆっくり下ろします。
このとき、足首だけでなく、脛の筋肉が働いている感覚を意識してみてください。
【2】足首を大きく使う歩き方
歩くときに、かかとから着地し、つま先でしっかり地面を蹴ることを意識してみましょう。
これにより足首の可動域が最大限に使われ、ふくらはぎのポンプ機能が十分に発揮されます。

4. 末端から温まると、心も軽やかに
足首の動きを正すことは、単なる冷え性改善に留まりません。血流がスムーズになり、自律神経が整うことで、朝の倦怠感が軽くなり、一日を心穏やかに過ごすための土台が整っていきます。
次回もお楽しみに!

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