仕事や家のことなどで慌ただしくなる年末。
やりたいこともやるべきことも多いこれからの時期に向けて、スケジュールの立て方を見直して、気持ちに余裕を持って過ごしたいものですよね。
今回は、タイムコーディネーターの吉武麻子さんが紹介する「手帳を使ったスケジューリングのコツ」を3つご紹介します。
「バッファ時間」から予定を組む!心地よいスケジュールの立て方

スケジュールを立てるときは、緊急度の高いものからではなく、「バッファ(余白)時間」から決めるのがおすすめなんだそうです。
まず、2ヶ月先くらいまでの予定を見通して、突発的な出来事にも対応できる“予備の時間”を確保。
そのうえで「未来の種まき時間(自分のやりたいことに向けた時間)」「人との約束」「緊急なこと」という順に優先順位をつけていくと、自然と無理のないスケジュールが出来上がるのだとか。

吉武さんは「緊急なこと」ばかりに追われる人ほど、この順番が逆になっていると指摘しています。
「自分の時間を優先して確保することが、結果的に心地よいスケジュールにつながる」とのこと。まずは“余白”を意識して予定を組んでみましょう。
(参考:急ぎの用もやりたいことも!心地よい「スケジュールの立て方」4ステップ)
“やること”をあえて手放す!「時間の引き算」

やることが多くて「時間が足りない!」と感じるときは、「時間の引き算」を意識するのがポイントだそうです。
吉武さんは、時間に追われる原因は「時間よりもやることが多すぎるから」だと話しています。

まずは今、自分がどんなことに時間を使っているかを振り返り、優先度の低いものを手放す。さらに、予定をぎっしり詰めるのではなく、最初に“余白”を作ることで、気持ちにもゆとりが生まれるといいます。
やることを厳選することで、自分が本当に大切にしたいことに集中できるようになる。そんな“引き算のスケジューリング”を、年末の忙しい時期こそ意識してみたいですね。
(参考:ワクワクする毎日を過ごそう!やることを手放す「時間の引き算」3つの方法)
「やることリスト」よりもおすすめ!“1週間スケジュール”で計画倒れを防ぐ

毎日やることリストを上から順にこなしていくよりも、「1週間単位」で計画を立てるほうが計画を実行する上でおすすめです。
まずは
- 【1】今月やることを大まかに出す
- 【2】その中で「今週やること」を決める
- 【3】中でも絶対外せないものを3つ選ぶ
- 【4】その3つを中心に今週の計画を立てる
という4ステップ。
「たった3つ?」と思うかもしれませんが、このくらいの量がちょうどよく、達成感も得やすいとのこと。
さらに、吉武さんは「1週間の中に“バッファ時間”を入れるのを忘れずに」とアドバイスしています。
たとえば金曜の午後をバッファにしておくと、突発的な予定変更にも柔軟に対応できるそう。
1週間という単位で予定を立てることで、気持ちもスケジュールもグッと整いやすくなりそうです。
(参考:やることリストより断然おすすめ!「1週間スケジュール」活用法)

朝4時起きで仕事も育児も充実に!吉武麻子さんの「時間の使い方」
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スケジュールを整えることは、自分を大切にすること。年末の慌ただしさを迎える前に、ぜひ手帳を開いて「心地よい時間の使い方」を見直してみてください。

