おはようございます。美容ライターの神野はなです。
この連載では、内側からの美しさを引きだす『腸活』をテーマに、簡単に実践できる方法をご紹介しています。
水分補給できていますか?
5月に入り、穏やかな気候で活動しやすい季節になりましたね。気温も上がり、汗ばむ日も増えてきました。実は、気づかないうちに体の水分が不足しやすい時期でもあるんです。
腸活をするうえでも、水分はとても大切なポイントです。水分が足りていないと腸の働きが鈍くなり、便秘や肌荒れなどさまざまな不調を招くこともあります。
今回は、健康と美容のために欠かせない水分の必要性と、1日に必要な水分量や上手な摂取方法をご紹介していきます。
健康と美容のために水分が必要な理由4つ
【1】便秘の改善に役立つ
腸活において、水分をしっかりとることはとても大切です。
便の8割は水分でできているため、水分が不足すると便が硬くなり、排出しにくくなってしまいます。これが便秘の原因につながることも。
逆に、十分な水分をとることで腸の粘膜も潤って、スムーズな排便が促されます。
さらに、食物繊維も一緒にとると腸活の効果がぐっと高まりますよ。
【2】血行を促進する
血液の約90%は水分でできています。そのため、水分が不足すると老廃物がたまりやすく、血液がドロドロの状態に。内臓への負担や体調不良の原因にもなってしまいます。
十分な水分をとることで血液の流れが良くなり、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病リスクの軽減につながります。
【3】代謝アップでダイエット効果も
水分をとって血流が良くなると、体全体に酸素や栄養がスムーズに運ばれ、細胞が活性化します。その結果、代謝が上がりエネルギーの消費量が増加。カロリー消費量が増えるため、ダイエット効果も期待できますよ。
【4】美容にも効果的
美肌を保つには、外側からのスキンケアだけでなく、体の内側のケアがとても大切です。
十分に水分をとることで肌の水分バランスが整い、乾燥を防いでハリや弾力のある肌に。
老廃物の排出が促されて新陳代謝が高まり、肌が健康的に生まれ変わるターンオーバーのサイクルも整いやすくなりますよ。
1日どのくらいの水分を飲めばいいの?
食事以外からの1日の水分摂取量の目安は、体重×30mlです。
体重が50Kgであれば50㎏×30mlで、1500mlです。
運動をする方や暑い場所で過ごす時には、体重×40mlは必要です。
意識しないと必要量をとるのは難しいので、工夫しながらこまめに水分補給を行うことが大切です。
必要量の水分をとるための工夫3選
【1】水分をとるタイミングを決めておく
水分をとるタイミングや時間を決めておくことで、習慣化がしやすくなります。特に朝起きた時、入浴の前後は1日の中でも意識して飲みたいタイミングです。
※朝起きたら水を飲むことの効果については、「シンプルな習慣で腸を整える!「朝コップ一杯の水」に期待できる効果3つ」で詳しくまとめていますのでぜひ読んでみてくださいね。
運動時には、熱中症の予防のためにも必ず水分補給を行いましょう。
また、食事中にたくさんの水分をとると、胃酸が薄まり消化に時間がかかるため、食事30分前の水分補給がおすすめです。満腹感が得られやすくなり、食べ過ぎ防止にもつながりますね。
【2】日中は水筒やペットボトルを携帯
水分が手元にないと、ついのどの渇きを我慢して過ごしてしまいがちです。知らないうちに水分不足に陥らないよう、水筒やペットボトルを携帯しましょう。
どれだけ飲んだのか目に見えて分かることで、1日の摂取量を管理しやすくなるのもメリットです。
【3】カフェインを含む飲み物は控えめに
コーヒーや紅茶、緑茶は仕事や家事の合間についつい手が伸びてしまいがちな飲み物ですよね。ですが、カフェインを含む飲み物は利尿作用が働いて、体内の水分が排出されてしまうため飲みすぎには注意が必要です。
1日2杯程度に抑えて、できるだけ水やノンカフェインのお茶を飲むようにしてくださいね。
まとめ
水分補給は、腸を元気にするだけでなく、血流や代謝を促し、美肌作りにもつながる大切な習慣です。
私自身、水を意識して飲むようになってから、便通が安定し、肌の乾燥も気にならなくなったと実感しています。
水分補給を意識づけることで、今は必要な量を飲めていない方でも、少しずつ習慣化できるようになりますよ。今日できることから気軽に始めてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も素敵な一日をお過ごしください。