おはようございます。野菜料理家やのくにこです。
NHKで放送されている『しあわせは食べて寝て待て』というドラマをご存じですか?
体調を崩した会社員が、食生活を見直すことで少しずつ元気を取り戻していく物語です。
「食べ物で体調が変わるなんて…」と思われる方もいるかもしれませんが、私が開催している薬膳料理教室の生徒さんたちも、食べ方の変化で実感されています。
中でも一番多いのは「野菜を意識して摂るようにしたら、便秘が改善された!」という声。
医食同源や薬食同源という言葉がありますが、私たちの体は、食べたものでできています。
だからこそ、朝ごはんも大切にしたいものですね。
でも、朝は時間がなかったり、作る気が起きなかったり、そもそも食欲がわかなかったり…。
そんなときにもおすすめなのが、胃にやさしくて食べやすい、栄養たっぷりの「しらすのだし茶づけ」です。
【しらすのだし茶づけ】レシピ
材料(1人分)
- ごはん 1膳
- しらす 大さじ2
- 青じそ 2枚
- みょうが 1/2個
- 白すりごま 小さじ1/3
- だし汁 100ml
作り方
【1】青じそは洗って軸を落とし、丸めて半分に切ってから千切りにします。重ねると厚みが出て切りやすくなりますよ。
【2】みょうがは輪切りに。
【3】ごはんを器に盛り、しらすをたっぷりのせます。
【4】その上に青じそ・みょうが・白すりごまをのせ、だし汁をかけたら完成!
だし汁は、だしパックで前日のうちに作って冷蔵庫に入れておくと朝がラクです。
時間がないときは、水に顆粒だしを一つまみ溶かして代用もOK。
温かいほうじ茶をかけてもおいしいですよ。
お好みで温かい・冷たいのバリエーションを楽しんでみてくださいね。
ごはんは温かい方がより消化にやさしいのでおすすめです。
しらす×薬膳の視点で見直す朝ごはん
私が子どもの頃は、春になるとしらすが毎朝のように食卓に並んでいました。
しらすはカルシウム・ビタミンD・タンパク質・ビタミンB12・EPA・DHAなどを含む、栄養価の高い食材。
成長期の子どもや、更年期世代の女性にもおすすめです。
母は魚が苦手だった私にも「しらすなら食べられるかも」と、毎日のように出してくれていたのかもしれません。
薬膳の考え方では、特別な食材を使うのではなく、日常の食材にどんな働きがあるかを意識することが大切。
体調を崩しやすい5月だからこそ、朝の食事で体を整えることが、1日の心地よいスタートにつながります。
▼しらすのデリ風サラダ
https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12877895735.html
▼おろししらす
https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12838343357.html
次回は「新玉ねぎ」のおいしい食べ方をご紹介します。
※この公式ブログは毎週火曜日に更新しています。次回もお楽しみに!