おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:昔と今ではどう違う?「ご近所付き合い」のマナー
家族や友達、会社の同僚や上司、お客様、店員さんや運転手さん、ご近所の知り合い…など、生活をするうえで、人との関わりは切り離せませんね。
とはいえ、約85%のもの人が人間関係で悩んでいるとも言われています。
今回は、人間関係の中でも、昔と今では付き合い方が変わってきたとされる「ご近所付き合い」について一緒に考えましょう。
ご近所付き合いはあるほうが良い?
女性の社会進出が進み専業主婦が少なくなったこと、家族構成、防犯上の理由、付き合いが面倒などの理由から、近年では昔に比べ、ご近所さんとの繋がりが薄くなっている、と言われています。
読者さんの中でも、ご近所付き合いが苦手と感じている方が多いかもしれませんね。
一方で、災害や防犯面などを考えて「ご近所付き合いがあるほうがいい」と思っている人も増えています。
- 災害や緊急時に助け合える
- 防犯になる
- 情報交換をしやすい
- (ご近所間の)トラブルが起きにくい
ご近所付き合いに対して、このようなメリットを期待する方が多いようです。
ご近所付き合いで気をつけたいこと
【1】あいさつをしよう
いくらご近所とはいえ、どんな人かもわからない人に声をかけるのは、勇気がいるものです。
けれども、近所で誰かと顔を合わせたらあいさつをすることを意識しておくと、防犯にも繋がります。
【2】適度な距離感を大切にしよう
朝にすれ違ったら「おはようございます」など、あいさつはぜひ交わすほうがよいのですが、やはり「適度な距離感」は大切。例えば同じマンションの住人だったとしても、相手のことを必要以上に詮索しないように気を付けましょう。
【3】引っ越しの挨拶も大切
- 戸建ての場合
近年では挨拶をしない人も増えていますが、一般的には両隣と向かい側3軒の計5軒に、明るい時間帯にあいさつに伺うのが良いとされています。
- マンションなど集合住宅の場合
物件のオーナーや管理人に挨拶をします。両隣や上下のお部屋へ挨拶をするのもよいと言われますが、管理会社やオーナーに相談してからにしましょう。
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ご近所付き合いをどこまでするかは、地域性や家族構成などにもよるため難しいところですよね。
とはいえ、心地よく暮らすためのコミュニケーションの他にも、「遠い親戚より近くの他人」ということわざがあるように、緊急の事態においてはご近所さんが大きな助けになります。
良い関係を築けるよう、日頃からあいさつはできるといいですね!
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それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!