「時差ボケ」を2単語の英語で言うと?
アメリカでホームステイしている留学生が、SNSにポストしそうな英語フレーズを集めました。英語でSNSの投稿をポストして、英語力を高めましょう!
No idea what to cook for dinner. Ideas?
(晩ご飯に何を作ったらいいか、全くわからない。良いアイディアある?)
上記の1文目はI have no idea…の省略です。英語ではよく使う便利な表現。I have no idea what to do.(どうしたらいいか、全くわからない)。似たような表現にno clueがあります。I have no clue where it is.(それがどこにあるのか全くわからない)。
Joined a study group for econ.
(経済学のスタディーグループに入った。)
econは、economics(経済学)の省略語。アメリカの学生は教科をよく短く言います。CalculusをCalc(微分積分)に、English LiteratureをEnglish Lit(英文学)に、Organic ChemistryをOrganic Chem(有機化学)、Political ScienceをPoly Sci(政治学)など。
Anyone wanna go out for froyo?
(フローズンヨーグルトを食べに行きたい人、いる?)
froyoは、frozen yogurtの省略形。フローズンヨーグルトはアメリカでブームで、フローズンヨーグルトを出す店がたくさんあります。そこで、自分の好きなfroyoとトッピングを選びます。
I have terrible jet lag.
(時差ボケがひどい。)
jetは「飛行機」で、lagは「遅れる」という意味。つまりjet lagには「飛行機に乗って時差のあるところに行ったから体が現地時間についていけない」というニュアンスがあります。なお日本語で若者言葉の「ラグる」はアプリやネットが遅くなっているという意味で、この和製英語は英語のlagからきています。
View from my bedroom window.
(寝室の窓からの景色。)
view(眺め、見える景色)と似たような単語にscenery(風景、景観)があります。寝室の窓など特定の場所からの眺望を指す場合、viewを使う。一方、景色全体や自然の風景を広く指す場合はsceneryを使います。I love the scenery in rural Japan.(日本の田舎の景色が大好きだ)。
I’m spending the holidays with my American family this week.
(今週はアメリカの家族と一緒に休暇を過ごす。)
英語のfamilyには幅広い意味があります。血縁でなくても心の繋がりのある人はfamilyだと思われています。日本は血統を大事にする国だけど、多くのアメリカ人は日本人ほど血統を大事にしません。だから血縁のない養子を迎えることもよくあります。I’m spendingは近い未来を表す現在進行形。
(アン・クレシーニ著 / コスモピア編集部 編 『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 より )
覚えておきたいワード&フレーズ
- no idea:全くわからない
- econ:経済学
- froyo:フローズンヨーグルト(frozen yogurtの省略形)
- jet lag:時差ボケ
- view:眺め、景色
- family:家族、一家、一族
英語「day trip」の意味って?
音声も一緒に確認しよう!
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書籍紹介
書籍『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』 では、アメリカ・バージニア州で生まれ、日本で言葉の研究を長年続けているアン先生が、若者言葉やスラングも含めて、イキのいい表現をたくさん教えてくれます。映画やTVドラマを見ていて耳に入ってくる表現がグンと増えること間違いなし。社会的・文化的背景なども丁寧に説明しており、今のアメリカのあれこれを理解するのにも役立ちます。
「家」「交通機関」「カフェ」「レストラン」「ショッピング」「学校生活」「美容と健康」「レジャー」「パーティー」「旅行」の10シーンを設定し、各シーンごとの定番表現20、つぶやき表現36、会話表現10、5往復程度のダイアローグ1本、そして学んだことを復習するセルフチェックの5つのコーナーで構成しています。
定番表現は、日々の生活の中で繰り返し使う言い回し、つぶやき表現はひとりごと英語の練習やSNSでさっと使えるフレーズを含んだ文、会話表現はテーマに沿った一問一答形式。各表現には詳しい意味や使い方の注意点をまとめたミニ解説がついています。「マイカー」「コインランドリー」など、つい使ってしまいがちな和製英語の解説も。
英語を学ぶ方にはもちろん、アメリカについて理解を深めたい方にもおすすめの一冊です。
『ネイティブが教えるアメリカ英語フレーズ1000』(amazon.co.jpへ)>>
著者プロフィール
アン・クレシーニ
北九州市立大学准教授。専門は外来語と異文化コミュニケーション。米バージニア州出身。福岡県宗像市応援大使、日本在住歴25年
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